未来事業開発研究会 公開講座「大人の学びとサービスデザイン」

2019年11月16日(土)に参加した、以下のイベントについて、特に印象に残った学びを記録します。
https://future-bizdev-preseminar.peatix.com/

倉光さんのお話「体験デザインと歩んだ10年間」

家庭用ゲームを作っている会社を経て、現在はクックパッドでデザイナーとしてご活躍されていらっしゃる倉光さん。これらの経験を元に、体験デザインを守破離という形で分解して共有いただきました。

「ハードスペックが上がり、開発量が増え、それに合わせて人も増えることで、皆が同じ方向を向くのが難しくなる」というのは、私自身が携わる開発プロジェクトにおいても、組織運営でも同じであり、そのためにビジョンやパーパスというものを定義し明確にしつつ共有することで、それぞれが咀嚼して自分の行動に結び付ける必要があると感じました。

最近、私の活動のベースにある、Takram田川さんが提唱しているBTC人材の考えにもある、自分の専門性を活かし他分野へ越境するという視点でのお話として、他分野との共通言語を学ぶこと、メイン武器との掛け合わせ(実装力、事業運営力、表現力など)は、改めて重要であることを理解することができました。

日野さんの話「セキュリティ教育とサービスデザイン」

ヤフーでセキュリティ教育を担当されている日野さん。その活動は社内だけではなく、大学での講義にまで広がっており、それらの経験から得たサービスデザインの考えについてお話いただきました。

先日、東京で参加したイベントで初めて聞いた、ESG投資についてもお話があり、これは会社を運営する上で重要なキーワードになっていることを再認識しました。

イノベーションは自分のリスクで、先進的なことは誰かの承認を取ろうとしないで勝手にやるが、その代わりに自身の判断軸をもってグレーゾーンを進む(ルールを学んで正しく破る)という点は、私自身も大事にしているギリギリアウトという考えと同じであり、組織の壁で行動が阻害されるくらいであれば、この意志を持って取り組むべきだと思いました。

最後に

これからの時代を生き抜くのに必要な考えが凝縮された講義でした。福岡でサービスデザイン関連のイベントに、年に何回も参加できる環境がとても嬉しいです。

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