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八支則のヨーガ 6,7,8【ダーラナ/デャーナ/サマーディ】
ダーラナ 瞑想の対象を考えに保つ
考えに瞑想の対象を持ち込んで保つ練習。
瞑想の対象は、聖典の宇宙観で、ウパーサナからニディッデャーサナまで、大きく2つのレヴェルがある。
デャーナ 瞑想の対象に考えを集中する
瞑想の対象に考えをどんどんフォーカスさせて、一定時間それを続ける練習。
考えが日常にそれても、再度、瞑想の対象を引き戻し続ける。
サマーディ 考えの私の解決
瞑想の対象の中に、瞑想者である私が解決する。
瞑想の定義
一般的に「瞑想」というと、リラックス、集中、マインドフルネス、坐禅、ヴィパッサナーなど、様々な目的を持つ様々な流派の瞑想があるように思われています。
ヴェーダ(ヴェーダーンタ)の教えにおいては、「瞑想」には伝統的な定義があります。
サグナ・ブランマ・ヴィシャヤ・マーナサ・ヴャーパーラハ
質を伴ったブランマン(サグナ・ブランマ=イーシュワラ)を対象とした、考えの専心した活動
つまり、瞑想とは思考を止めたり、自他の区別がなくなるワンネスを体験することではなく、「イーシュワラを想う考えの活動」が瞑想だと言われています。
ヨーガ・スートラは、「ヨーガハ アヌシャーサナム」。(意味は後ほど説明します。)
ヴェーダに準じて書かれた書物ですので、ヨーガ・スートラの言う瞑想(デャーナ)もこの定義に沿って理解される必要があります。
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