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小さい立ち飲み屋、SAMIとLOTIが目指すもの。男女LGBTQが飲食業界で働き続ける仕組みつくり🌈


はじめまして。
株式会社サミで代表をしている洪です。
皆さんからは親しみを込めて【チョン】と呼ばれています。
※先代からは差別用語では?と心配されますが、
本名からとっており、私は気に入ってるのでチョンでOKです。

2024年現在、33歳・女性・独身・在日コリアン3世。

新卒で某人材業界で営業職を経て、飲食業の道に。
働くほど飲食の世界に魅了され、現在、品川区大井町で
winestandSAMI / stand LOTI 立ち飲み屋を2件営んでおります。
サミとロティ合わせて【サミロテ】です。

1号店のwinestandSAMIは、
2020年3月、
トイレットペーパーないー!
スーパーすっからかーん!
という
懐かしいコロナ初期にオープンさせました。

いろいろありましたが(色々あり過ぎたので端折ります)
なんとか耐え忍んで、、
2022年12月に2号店stand LOTIをオープン。
2023年4月12日に法人化しました。超ざっくりなサミの歴史です。
こちらの話はおいおいゆっくりまた記事にさせてください。


SAMI店長、私、LOTI店長

今私に立ちはだかっている大きな壁


今私の前に、乗り越えるべき大きな壁があります。

私は、飲食業の現場が好き、
現場に立ち続けたい。

男勝りの気質ですが、
30歳過ぎた頃から薄々思うことありました。

え、私やっぱ子どもも欲しいかも。

昔から子どもが好きで、4人兄弟の長女。
私もいつか産むだろうな~と思っていたのですが、
今じゃないな~まだ早いやろとやり過ごしてきました。

お店を盛り上げたい一心で、
自分の気持ちに気づかないフリをしてきました。
今考えれば呪文です。

お店始めて従業員もおるのに、
妊娠とか普通に考えて無理やん。今ちゃうやろ。
そんなん無責任やん。

私自身、この業界で生き残るためには、、
自分で始めた責任があるから、、
と、その暗黙のルールに洗脳され素直に従っていたのです。

現場に立っている人が妊娠したらキャリアはストップ
築き上げたものはここで終了
育児は続くし、一旦お店をめて、、、
働きたかったらパートのおばちゃんで戻ってきてね~

これは普通なのかな?
本当に無理なのかな?

ひたすら頭の中でぐるぐるぐるぐるぐる
2年ほど考えていました。

確かに、営業業態が夜間、お酒を提供する飲食業と
女性の一大ライフイベント妊娠、出産、育児は
相性が悪すぎます。

ただ、、

お店が大きくなったら、
売上が〇△円になったら、
お店を~店舗したら、

とか言ってる場合じゃない。
バイオ的カウントダウンは残酷にも刻んできているのです。

焦るなとよく言われます。
焦りというよりも、
チャレンジする環境すら整っていない状況に
不安を感じているのが現実です。

もちろん子どもがほしいからと言って出来ない可能性もあります。
ただ選択肢として諦めきれていないのです。

更に、うちの社員の4人のうち3人は女性。
この子達はこの先どうするの?

採用するときに
飲食業界の女性活躍をうたい、
環境を整えたいという話をしておきながら、
話し合い止まりで実行まで至っていない現実。

よし、動こう。

と思い、
まずはサミロテの取り組みをより多くの人に知って頂き、
アドバイスやヒントをたくさん頂きたいので
ノート配信を始めることにしました。

このノートでは、

・サミロテ×働き方の取り組み
・スタッフの本音コラム
・特別!!サミロテの気になるレシピ

など、
普段の営業やインスタでは
見えないコンテンツをを配信していきたいと思っています。
ぜひ登録と応援よろしくお願いいたします。


追記

もうひとつ、伝えたいことがあります。
私は飲食業界での女性活躍をうたっていましたが、
それですら時代遅れだということに気づきました。

自分の性を理由に飲食業を諦めるのは
女性だけではないのではないかと感じております。

男性も、
賃金や労働環境問題、結婚した後の生活リズムや
育児参入問題で諦める方もいらっしゃいます。

レズビアンで出産はそもそも考えてはいないけど、
飲食業で働くうえで困難を感じた子の話も聞きました。

毎月の生理やホルモンバランスと労働環境の過酷さで
辞めた女の子もたくさんいます。

LOTIの店長はFTMトランスジェンダーです。
外見は完全に男性ですが
今も子宮を抱えておりホルモンや子宮適出問題に悩まされています。

100パーセント全員の改善は不可能ですが、
理解だけでとどまらず、
思いやりのある制度と環境作りに取り組みたいと思っています。
(小さい会社なので☺)

うまくいくかもわかりませんが、
やるべき事はやっていこうと思います。

それぞれの悩みもリアルにお伝えしていき、
少しでも飲食業界で活躍する人材が増えることを期待しています。

暖かく見守ってください。

よろしくお願いいたします。


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