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モンスター:その瞳の奥に(NETFLIX)
今回はこの作品を紹介しようと思います。
映画監督を目指す少年に殺人の容疑がかかってしまう。彼はやっていないと自供するが、陪審員はそれにまったく耳を傾けない。何一つ不自由のない幸せな生活をしていた彼に降りかかる罵声やゴミのように見る目。彼は真実を伝え無実になる事が出来るのか?
今作のスタートは強盗に遭った店の防犯カメラからスタートする。
そこから軸が裁判でのやり取りになり、要所要所で回想が入っていき真実にたどり着くという作風。
コンビニ強盗をして店主を殺害した罪に問われているハーモンの無罪を示していく。
彼はやっていない。その主張ができるのは彼のみだ。
真っ直ぐな眼差しを持って戦う彼の有志がひしひしと伝わる作品だった。
ハーモンは何故こんな疑惑をかけられたか?
それは彼の好奇心、行動力。これはいい方向に動く事が殆どだが、悪い方向に動く事も稀にある。彼は日常におけるあらゆるものを撮影し映画のアイデアにしていた。その際に悪いやつに出会ってしまって巻き込まれてしまう。
ポイントとしては自分の意思では関わっていないという事。架空の話の中で彼は仲間だと言われた。
犯人扱いされたハーモンはどれだけ恐い思いをしたか。
家族はどれだけ苦しんだか。
裁判所での無機質な空気感
彼らは被告人を人間として扱わない。モンスターだという。
裁判所は真実を暴くためにあるものなのは大前提だが、被告人を無実扱いするのは難しい事らしい。
それは先入観があるから。いい人より悪い人が目立つ不誠実な事実が物語る。
これは人間の心理というか長きに渡る遺伝子が作り上げた残念な形でもある。
恨み、憎しみというものはとても強く、優しさ、正義感など吹き飛ばしてしまうのだ。白は黒に塗りつぶされ白は見えなくなる。そんな感じだろう。
日本ではないが、よく言われる黒人差別もその一つであることは変わりない。
先入観でアクションを起こす前に、一人一人違った人間だという事を頭に思い出させてほしい。
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