痴漢とシャーペン
こんにちは、鮫鮪(さめまぐろ)です。
今日はタイトルにもある通り痴漢についてお話ししていきます。
私は中学からバス、電車通学だったのですが中学高校合わせた6年間、痴漢に遭遇しなかった月はありませんでした。
中学1年生に上がりたての通学中、初めて痴漢にあいました。
その日は少し寝坊をしてしまい2本程遅い電車に乗った時です。
程よく車内は混んでおり、出入り口付近つり革に捕まってスマホをいじっていました。
後ろの方から人が移動してきてぶつかってきました、私は次の駅で降りる人なのかな?と、特に気にしていませんでした。
すると私の膝くらいの長さのスカートがまくられたのに気付きました。慌ててスカートを抑えましたがスカートは戻ることなく、太もも辺りを触られている事に気がつきました。
私は怖いという感情がもちろんありましたが、何よりこのままではいけないと思い制服の内ポケットに入れたシャーペンで痴漢の手をしっかり確認して手の甲を突き刺しました。
イタッ!!!!
と痴漢が叫んだので顔を確認して
この人痴漢です!
と、近くの大人に訴えました。
ですが誰も助けてくれませんでした。
舌打ちをする周りの大人、面倒臭そうな顔をする大人、知らないふりをする大人、寝たふりをする大人。
現実はこんなもんです、誰も助けてくれません。
すると少し離れた席に座っていた30代くらいの女性が私のところまで来てくれて私の身長に目線を合わせてから
「大丈夫?次の駅で駅員さんと警察呼ぼう。」
としっかり痴漢のスーツを掴みながら言ってくれました。
その大丈夫?の一言にどれだけ助けられたか、安心させられたか。
女性は次の駅で駅員さんと警察を呼んでくれて、痴漢は警察に、私は事情聴取が終わり親に迎えに来てもらい、そのままお礼も言えず助けてくれた女性とはその後会えませんでした。
私は何度も痴漢に遭ってその度に
この人痴漢です!
と周りに助けを訴えてきましたがいつだって助けてくれるのは女性が多かったです。
すぐに男性が助けてくれたり動いてくれることはほぼなかったです。
面倒臭そうな顔をする大人ばかりで被害にあった私の方が悪いみたいな気持ちになってきます。
目の前で犯罪が行われているのに誰も助けてくれない現実。
力の強い大人の男性に力になって欲しいのに舌打ちや知らんぷりをする大人の多いこと。
早々に現実が残酷だと悟った私は自衛方法を考え痴漢してくる人に対してカッターでブッ刺すという手段を取っていました。
やりすぎると過剰防衛になると警察の方には言われましたがこうでもしないと私が自分を守れて私1人でも痴漢を撃退ししょっぴくにはこれ以外なかったのです。
その次はスタンガンでした。
実際には使わずに脅す為に持っていました。
効果は抜群ですぐに痴漢行為をやめてくれ、大人しくしてくれる場合が多かったです。
警察や周りの大人に
「もっと周りに気をつけなさい」
「スカートの丈が短いからじゃないの?」
「気が弱そうだからそういう目にあう」
などいろいろなことをいわれてきました。
「いや、それ関係なくない?」
周りに気をつけていても痴漢にはあう。
私はスカートが長くても、ズボンを履いていても痴漢にあったことがあります。
気が弱そうと言われても私は金髪にしても痴漢にあいましたが。
痴漢にとっては関係ないんです。
女性であれば誰でも被害にあうことがあります。
実際私は髪を赤や金、紫にしても痴漢にあったことがあるし、ロングスカートでもスキニーパンツでも、なんだって何を着ていたって痴漢にあう。
そして何故痴漢に怯えてこちらが自衛しなければならないのか。
おかしい。絶対的に痴漢が悪なのに何故少しでもこちらに落ち度があると言いたげなのか、自衛していないのだから....という言い方をされなければいけないのだろうか。勘弁してくれ!!!!
絶対おかしい、そして痴漢に遭っている人を見かけたら男性が助けてほしい、力の強い男性に助けてほしい。逃げないようにしっかり捕まえておいてほしい。
私のように誰も助けてくれず残酷な目に合う女性が1人でも減りますように。
そして痴漢が厳罰化されますよう。痴漢がのうのうと蔓延る世の中はおかしい。
電車に安心して乗れる世の中になればいいな。
あと来世は絶対男の子に生まれたいな。
おわり。
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