見出し画像

第十一回 さめぴよおススメの本

小説を、紹介します!
久しぶりのオススメの本紹介です。
今回はこちら╭( ・ㅂ・)و
「彼らは世界にはなればなれに立っている」作:太田愛
という作品です!

ディストピア系小説

一言で言うと、暗いです。なんか、灰色って感じの世界観です。
こういうの、ディストピア系っていうのかな?
元気のない人にはお勧めしません。ますます元気がなくなります(・・;)

ある架空の国の4人の人間を、章ごとにそれぞれ主人公として、それぞれの目線でその世界で起こった出来事が描かれています。
一体なにが起こったのか、どうしてそうなったのか・・・それぞれの目線、価値観で語られるので、一体なにが「事実」なのかが、なかなかわかりません。
それを推測しながら読んでいく、というミステリー的な要素も含んでいるので、灰色の中でもドキドキしながら読み進めることができました。

今と訪れるかもしれない未来の話

暗いけど、つらいけど、今の世の中をよく映し出している作品だなとも思います。
下手したら、同じような世界になってもおかしくない。
いや、もしかしたら、もうなっているのかもしれない。
読後、社会について、国について、世界について、色々考えるようになりました。間違いなく傑作です!

もし今元気なら、ぜひ読んでほしい作品です!
でも、もう一度言うけど、元気がないなら読まないでね。ほんとに。
あなたまで灰色になってしまうよ(:3_ヽ)_

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?