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君との別れ

10月30日の夜
突然別れがやってきた

突然?
いや、違う…
別れの予兆は確かにあった
いつ頃からだったか違和感を感じてた

10月もデートして、いつもと同じ笑顔を見せてくれていたけど....

その夜 俺は気分転換したいな!
と思い 1人で行きつけのBARに行った
少しの時間を過ごして
その店から外に出た

偶然と言うのは恐ろしいもので
BARを出てすぐ君を見つけた

君は楽しそうに酔っていて  君が歩いている隣には俺の知らない男
楽しそうに話す声が聞こえてきた

ゆっくりと歩いていたけれど

君たちに追いついてしまった


君の隣をすり抜けようとする

君は偶然にもよろけて俺にぶつかりそうになった

おもわず

「大丈夫?」

って声をかけた

君を支えた時に 君はとても驚いていたね

なんでここに貴方がいるの?って.....

驚いたのは俺の方だったんだけどな...


その夜 君にLINEで

「楽しそうだったな

新しい彼氏?

それとも ただの友達?」

って送った

「新しい彼氏?」は余計な言葉だった


その夜から もう君からの連絡は来なくなった

「会って話をしたい」と何度送っても

LINEも もう届かなくなってしまった

君を責める事は思っていなかった

ただ穏やかに 俺の思いと 君の思いを話し合いたかっただけなのに


あの夜君の手を引っ張って 連れ帰れば良かった

後悔ばかりだ


好きだよ!
って俺が言う

アタシも好きだよ!
って君が返してくれた

でもいつからか
好きだよ!
って言っても

ありがとう
知ってるよ
って返事になった

本当は
アタシも好きだよ!

って言って欲しかったけど
もうその頃から君は別れを考えていたのかもしれないね

手を繋いで歩く事も減って
デート終わりのキスも…
寂しかったな…

不倫はゴールの無い恋なんだよ!
って君が泣いた夜もあったね

君との結婚というゴールに辿り着けなかった恋

君は俺じゃない誰かとのゴールを目指して

振り返らずに 前に進んで行ってしまった…


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