魂の楽屋

魂の楽屋なるものがある。

まるで、演技をお互い振り返って褒め合うような空間である。

そこで演技の有り様やセリフを互いに決めて、壮絶なステージにいく。

迫真の演技が炸裂する。

感情そのものになる。

嬉しくて、苦しくて仕方がない。

一幕が終わると、また楽屋に帰ってきて、あれやこれやと話す。

心の産婆さんにも素晴らしい語り合いができる人がいた。

誠に不思議な空間だった。

私はあなたのお陰で自分の光の存在に気が付くことができた。

許しを通して、私には全てあったことに気がついたのだった。

あなたが初めての心の産婆さんを呼んでくれた人だった。

あなたは私の神の化身。そして、あなたは私。

苦しみの渦中にいるときは、あなたが原因だと思い込んでいた。

そうすることでしか一緒に入れなかった。

そうすることで、私の心の闇を暴いてくれた。

あなたが私に喜びや癒し、憎しみや悲しみ、怒り、感情の全てを

共に分かち合ってくれた。

あなたがいなければ、私は私に戻ることができなかった。

世界が美しい。

世界の約束。

またいつか、語り合おう。


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