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『行けたら行くはもう来んやん』の回

遊ぶときに最適な人数構成ってあるなあと思いまして、それは個人的に4人だと思っています。3人ではちょっと寂しいし、5人では奇数で収まりが悪い。みたいなことを伊坂幸太郎も何かの小説で書いていた気がするけれど、まあわたしも同じようにして4人がちょうどいいなあと思うわけですよ。だから自分発進で遊びを計画するときには4人で遊ぶことを想定してメンバーを決めることが多い。そしていざメンバーを集めるために候補者たちに声をかけていったときに困る返答第1位が「行けたら行く」。いや、行けるかどうかを今聞いてんねん。未定やったら今回は見送って下せえ。その旨を伝えるとやつらは決まってこう言う。「いや、行けるかまだ分からんけど、行けるかもしれんから」と。だからね、さっきも言ったけど、行けるって今確定してよ。仮に当日来れんってなったときには3人になってしまうし、そっちが来ないことを見越して1人誘っておいた場合に来られると5人になっちまうわけよ。バンドにキーボードを入れるつもりはないわけ。ボーカル&ギター、ギター、ベース、ドラムの4人編成で活動しようと思ってるわけ。え? じゃあ予備の1人を誘わんかったら、自分が来なかった場合でもボーカル&ギター、ベース、ドラムの最小限の編成でバンド組めるからそれでもいいやんって? なんで来ん可能性があるくせに強気でこっちに言ってきてんねん。どういうつもりやねん。ギターは2人は欲しいねん。CD音源は重ね録りとかでどうにかなるけど、ライブやったらギター1本で音がちょっと寂しいってなるやん。そもそもCD音源はライブで再現できるもんにしたいわけよコッチは。だから当面はストリングスとかも入れるつもりはないわけ。え? そういうやつらは結局アルバム2枚ぐらいで出し尽くして3枚目からはストリングスとかを入れ出すって? おれをそこらのバンドマンと同じにしてくれるな。そうなったらもう解散や。若い頃の自分の言ったことも守れんようになったら潔く辞めたるわ。おれの精神はいつでも17歳の頃の自分に根ざしてんねん。分かったか。ああ? その17歳に青春時代の象徴を持ってくるのが既にそこらのバンドマンと同じ感性やって? いや、それはしょうがないやろ。そういうもんやん。17歳ぐらいがちょうど大人でもないし子どもでもないくらいの時期やん。15、16はちょっと幼いし、18歳は受験前でそれどころじゃないやん。いやまあ、受験とか考えてる時点でロックじゃないけどな、確かに。いや別にバンドを組むつもりはないから。その、流れでバンド組むみたいな感じの話になっただけやから。遊ぶとき4人がちょうどいいのと同じで青春感あるのも17歳がちょうどいいくらいやねん。甲本ヒロトは14歳って言ってた気もするけど。まあええねん、そこは。とにかく今回はお前を遊びには誘わんから。他のやつを誘って4人で行くから。それで夜露死苦。


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