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忘れるということ

わたしはドラマを何度観ても忘れる。
どれだけ好きでも変わらない。
『アンナチュラル』も『カルテット』も
『大豆田とわ子と三人の元夫』も。
きっとそれぞれ10回以上は観ているのに、
登場人物の名前も、
あらすじも、大して覚えていない。
人に勧めようとしても話せない。
映像を覚えるということが苦手なんだと思う。
文章や写真なら覚えられるから。

今期は『アンメット』を観ている。
どこの局でも記憶喪失の登場人物が出てくるという、謎の今期。
アンメットもまさにそうである。
主人公の杉咲花ちゃんが記憶喪失で、
掟上今日子みたいな感じ。
一日で記憶がリセットされる。
ここからはちょっとネタバレが入るから、
もし今からアンメット観る人は飛ばしてね。


杉咲花ちゃんの元婚約者が若葉竜也で、
婚約してたことさえ忘れられている。
好きな人の病気を治すため、
自分のことを思い出してもらうために、
手段を選ばない男、それが若葉竜也演じる三瓶友治。
この三瓶友治と、
アンナチュラルの中堂系(井浦新)が重なるのですよ。
先述のように、どんな話かは説明できないけど、
アンナチュラルの!
中堂系が!好きだ!
ということは確かなのです。
この人も、
好きな人のために一生懸命で、
手段を選ばない不器用な男なんですよ。
それがほんとに愛おしくてね。
最近、
『ラストマイル』公開記念なのか、
アンナチュラルのグッズが再販になったのです。
グッズがあったことさえ知らなかったけど、
そんなの買うしかないじゃん?
キーホルダーと、
名刺ケース、
ふふふ、7月に届くはず。
中堂系って書いてある名刺がついてるんですよ、それだけでしあわせというか。
できることならスマホに挟みたいし、
挟めなくても縮小コピーしたいぐらい。
ドラマのグッズを名刺ケースとして使って良いのかは微妙かもしれません。
もし社会人になって、
上司が寛容だったら使おうかな、と思ってます。



まあドラマの話はこの辺にしておいて、
わたしの現況を話しますね。

5月に入ってから、
例年通り体調が悪い。
面接があるときだけ気合入れて、
もはや別の人間として話してる。
髪型もメイクも服装も、
声のトーンだって違うんだから、
原型ないじゃん。
こういうことを言うと、
心理士さんに
「そのときの記憶ある?ほんとに人格変わってない??」と心配されるけれど、
ちゃんと覚えてるから安心してほしい。
でも心配されるのがわかるぐらい、
元気度に差がある。


大学は行けたり行けなかったり。
たぶん出席足りなくなる授業がある、
補習を受けることになりそう。
その授業以外は必死で出席取りに行ってて、
無理矢理動くから、
しょっちゅう保健室のお世話になってる。

前回のnoteを書いたあとも、
相談室で動けなくなってしまうこと(シャットダウンって呼んでる)があった。

実は大学のクラス内で嫌がらせを受けてる。
ずっと、ってわけじゃないし、
たまに、なんだけどね。
陰口言われたり、変な噂回されたり、
無視されたり、
クスクス笑われたり、そういうの。

シャットダウンしてしまった日、
このことを心理士さんに話したらしい。
それまでにも話したことはあったけど、
「気にしてない。よくあること。」って言った。
ほんとにそうだった、
でも、友だちが同じ目に遭ってると知って、
許せなくなった。
「嫌がらせ」は「いじめ」で、
「いじめ」は絶対許せない。
許せないくせに、わたしは何もできない。
やり返すことも直接やめてと言うこともできない。
わたしは無力だと実感する。

話題が重かったからなのか、
再起動するのにすごく時間がかかってしまった。
起きたとき、いつものように寝かされていて、部屋は薄暗かった。
なにがあった?いま何時だ?
先生の顔も、今寝ている場所もわかるけど
“いつもとちがう”ということに混乱したんだと思う。
相談室に来たのが15:00で、
起きたとき17:30だった。
それを聞いたとき、
思わず
「大丈夫ですか?」と言った。
(後の学生さんに影響してない?
こんなに長く居て大丈夫ですか?)の意味。
大丈夫じゃなかったらそう伝える人です、
と返されたことに安心したのを覚えている。

「あなたは本当に心配をかけますね、
いや良いんだけどさ、
専門家じゃないからさ。
立ってみ?
立てるかチェックします。
うん、さっきと全然意識レベルが違う」
と言われたらしい。

いっそのこと主治医の前で倒れたら、
この苦しい何かがわかるのか。
でもきっと、
主治医も「専門じゃない」って言うだろうな。




アルバイトにも、
なかなか行けてない。
今月はたぶん半分ぐらいしか出てない。
先月ほどしんどくない、と思う。
ギャン泣きする子は減ったし、
生徒たちも環境の変化に慣れたのかな。
バイト行きたくない😭ってなることは減った。
だけど出てないのは、
そう就活の影響。


先に言っておくと、まだ就活は続いている。

ESを出したのは35社。
筆記で落ちたのが2社、
幸か不幸か、それ以外の33社は面接の案内をくれた。


大学に週4で通いながら全ての面接を受けるのは、どう考えたって無理があった。
一次がWeb面接のところ、
片道2時間以内で受けに行けるところに絞った。

第一志望には落ちた。
呆気なく一次面接で敗退した。
落ちたと分かったときは、
めちゃめちゃ落ち込んだ。

第二志望は最終面接に呼んでくれた。
来月。
第一志望のときもそうだったけど、
この会社に入りたい!が、今、強すぎる。
入れなかったらもうどこにも就職できないと思ってしまう。
これが良くないんだろうな。

第三志望にも落ちた。
ただ、自分の中で第三志望は2つあった。
だいぶ気持ち悪い言い方になるけど。
全く同じくらいの志望度だった。
もう片方の第三志望は、
最終面接に呼んでくれた。
対戦よろしくお願いします、という気持ち。


今現在、
面接予定は5社。
結果待ちが2社。

できるだけのことはやる。
良い報告ができるといいな。



忘れるということは
かなしいだけじゃない。
わたしはドラマを何度でも楽しめる。
小中学生だった自分も、
大学生の自分も苦しめるいじめだって、
忘れることが一番良いのかもしれない。

「あなたは自分を守るために記憶を消すんだろうね」
いつか、
親との関係に悩んでいた私に、
上司が言ったこと。
今はもう、記憶をなくさなくても、
両親と話ができる。

わたしは、
わたしを守る方法を探しているのかもしれない。
記憶を無くしたり、
突然意識を失ったり、
自分のことを傷つけたり。
きっと良くない方法もあった。

正しさなんてどこにもないけれど、
明日のわたしが悲しまないように、
昨日のわたしが今日のわたしにつながるように、
まだ探し続けたい。

読んでくださってありがとうございます🍀






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