Sam

歯科技工士とアナプラストロジストです。 歯を含め人工ボディーとかエピテーゼといわれる人…

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歯科技工士とアナプラストロジストです。 歯を含め人工ボディーとかエピテーゼといわれる人体のあらゆる部分を作る仕事をしています。 noteは長年放置してしまいましたのでまだまだ充実していません。よろしかったらブログも覗いてください http://sakuraeye.blog.jp

マガジン

  • やさしい義眼の作り方

    やさしい義眼の作り方 How to make artificial eye and prosthesis

最近の記事

料理教室

思いつきばかりで無責任なことばかり書くのもアレなんですが・・・ そういえばエピテーゼを作る技術者の学校とか、免許制度というものはない国が多いんです。 日本は確かいまだになかったはず。 以前日本にいるときにエピテーゼの技術を教える、学校という名ばかりのところで少し働いたことがあります。 一応カリキュラムというのはありましたが、簡単にその当時のことをいいあらわすと。 外国の技術者から習ってきた技術をなるべく高く、しかも自分とこの不利益にならない範囲と場所向けで教える、とい

    • 新しい技術者・・・耳そして鼻

      エピテーゼを作って差し上げた方とは、通常ながーいながーいお付き合いになります。 エピテーゼを作って装着したらそれでおしまいということはなく、その後もエピテーゼの色の修正や、退色した部分のリタッチ、痛んできた部分の修理や修復などなど・・・ わたしはエピテーゼの部位に応じてシリコンの硬さを複数使い分けます。 小耳症のケースの場合、スキンタグと呼ばれる小さな耳が残っていることが多いのですが、このスキンタグはエピテーゼを作る上で一番じゃまになる部分に位置することがほとんどです。

      • 別のプロジェクト

        誰に頼まれてるわけでもないんですが、自分で自分を叱咤激励しながら生きています。 今手掛けているプロジェクト。 説明しだすとややこしいのでやめますが、途中でスクリーンショット撮ったのが結構それっぽかったのであげてみました。 写真だけで何かに使えそうですね、しかも3Dだし・・・ でもこれもブツに変換するつもりの元ネタを作っているところです。 外側の皮膚の部分にポリゴンを表示させたもの。 耳は形を作り込んだのでポリゴンが密集してますね。 このままではデータが重くなるので、こ

        • 赤ちゃんの耳 2

          たぶん同じタイトルで以前に書いたことがあるはずなので、”2” とつけときます。 先日ちょこっと3Dスキャナーについて書いてみたのですが、世界各国から結構問い合わせをいただいています。 やはり、その世界では苦労されている方が多いということなのか・・・ ということを考えていたら、そういえば赤ちゃんとか型どりが難しい場合でもこのスキャナは使えるなと。 17E24058-D439-4FD3-A124-7338508617F1_1_105_c 写真はだいぶ前に作った赤ちゃんの

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        • やさしい義眼の作り方
          1本

        記事

          小耳症 プロジェクト

          試作第2段です。 スキンタグという小さな耳の上に乗っける形で考えているので、ある程度のスキンタグの形に馴染むようにする必要があります。 通常スキンタグは、耳の形で一番深く作りたいところに位置することがほとんどです。 そこでこの部分は極力薄く、そしてシリコンは人工乳房に使っている柔らかいシリコンを使いました。 ただ柔らかいシリコンだけだと辺縁が弱くなってしまうので、土台部分は一層強いシリコンにしています。 見た目からはわからないのですが、いわゆるハイブリッド的な作り方を

          小耳症 プロジェクト

          小耳症・・・・お母さんの悩み

          まだnoteは使い方がよく把握できていないのでテスト中です。 今回の記事はもともとある私のブログからコピペしたもの。 しばらく、並行して試してみたいので興味のある方はお付き合いください。 ようやく私の新しいパソコンも、小耳症という言葉が一発変換で出て来るようになりました。 ショウジショウと読みますが、コミミ ショウ と打たないと変換が出てこなかったり・・・ やはり一般には馴染みのない言葉なんでしょうね。 潜在的に悩まれている方は多いはずなんですが、こういった場合は

          小耳症・・・・お母さんの悩み

          ちょっとテストです

          ずいぶんと長く放置していました。 いつもはブログを二つ持っており、そっちがメインになってしまっていたのでnoteの書き込みは何年ぶり?かだったはず・・・ note再開の理由はエピテーゼ関係のブログの方で、問い合わせが多くなってきたことと、電子書籍として出版しているエピテーゼのマニュアルについても問い合わせが増えてきました。 日本以外からの問い合わせも多いので、このnoteがどう活用していけるのかまだ手探りの状態ですがとりあえず少しずつ形にしていってみようかと思ってます。

          ちょっとテストです

          はじめに

          歯科技工士という職業に就いていつの間にか30年ほどたちました. 入学したてで何の予備知識もないころ、技工学校の資料室で見せられた義眼になぜか心を奪われたのを覚えています。アクリル樹脂で作られたというガラスケースのなかの義眼たちは、それまでマンガ本などでみてイメージしていた義眼と違って球体ではありませんでした。透明なレンズの奥にある精密な光彩、白目の表面を走る細い血管まで表現されたそれらの義眼は、いかにも目玉然として生々しかったことを覚えています。その後学校を卒業し技工士という

          はじめに

          やさしい義眼の作り方

          いろいろと思いつきもありブログと並行してnoteにもアップします。 ブログはこちら http://sakuraeye.blog.jp

          やさしい義眼の作り方