Wakanda forever!!!!!

ブラックパンサーみたよ
ネタバレ注意!!

今更ながらMCUのブラックパンサーを鑑賞してきた。(4月頭に書いたぞこの冒頭)
公開前から気になっていたし、私の好きなSKI-HIだってCMで「3.1.ブラックパンサー」とラップしていてくれたのに公開から1ヶ月以上経ってしまっていた。ところで、ラップの動詞ってなんなんだろう。ラップするってなんかサランラップみたいだし、あんまりクールじゃない。この短い文の中にラップが大量に入ってるのもクールじゃないけど。ラップの動詞は何なんだろう、教えて偉い人!

ラップの動詞については置いておいて、ブラックパンサーの感想である。
MCUの世界観はいつだって好きだし、割り切れないところが多い人間臭さとか、そういうのをふんだんに盛り込んでいてくれるんだろう、一番大きなポップコーンとジンジャーエールと共に、いざ、スクリーンへ。

美しさマジ卍

マジ卍って言いたかっただけです、でもこう、言葉で表せないくらいすごい、みたいな意味を含んでくれているような気がするので便利。日常では使えないけど。
本当に、映像が綺麗だったなあ、と。
まずは色的な意味で。
今までのMCUにも、たしかにカラフルな作品はあったと思うんだけど、原始的なカラフルというか、アフリカのカラフルは初めてかな。原色が多くて美しい。そこに品良く黄金。ゴッツい黄金の腕輪とかイヤリングとか、そういうのが一番気高く、美しく似合うのは黒い肌の方々だと私は勝手に思っている。あんな太い金色のバングルは、肌の色が薄い人達があんなゴテゴテつけようものなら、品が良いどころか一気に成金感が出てしまう。いいなあ、美しかったです。
スーツについては物語中でロス調査官に「猫型防弾スーツ」みたいなこと言われてた。そのあとスーツ見てクスッとしてしまったりなどしたけども、とっても好みでした。ティ・チャラは「目立ちたくないから、金が好きだけど銀の首飾り」を選んでいましたが、私は断然銀の首飾り派だよ!!!ナイスチョイス!!それからブラックパンサーのスーツのかっこよさは、夜とか、暗い所で発揮されるな、と思う。CMでも見たことある方はもう言わずもがなって感じだと思うけど。
個人的にはシュリちゃんの服装が良かったなと。ワカンダの中では、伝統にあまり重きを置かず、新しいものをどんどん取り入れる女の子っていう立ち位置だったと思うんだけど、服装がモードっぽくてすごくカッコ良かったな。あと超個人的にシュリちゃんの笑顔最高みが強い。ニカっと笑う女の人はみんな素敵だ。
他にも女戦士たちの髪型や服装、武器なんかも私からしたら斬新でカラフルだった、でもとにかくかっこよかったな。次の項で詳しく触れたいけど、ブラックパンサーは女性がカッコいい映画でした。
あとはもうMCUの真髄、構図の美しさ。アベンジャーズから思ってはいたけど、MCUって、それぞれのキャラクターをきちんと掴んで、魅せてくれるので大好き。連続した写真を見せられているみたいでウキウキするよね。
とにかく、美しさのメーター振り切ってた、超好みでした!!!

人種とは、性別とは。

急になんかトーンが真面目っぽくなってる気がするんだけどお許し願いたい。ブラックパンサーは差別について真正面からぶつかった作品だと思う。きっとこれはいろんな人が言っているだろうし、制作側だってそういうつもりでやっているんだろうけど、卑屈にならずに、攻撃的にならずに、でも、伝えたいメッセージはきちんと伝える、すごくいいなと感じたな。
印象に残ったシーンをいくつか。
一番印象的だったのは、ロス調査官がジャバリ族との交渉時、口を開いたらものすごく脅されていた所。
まず鳴き声というか、威嚇音みたいなもので有無を言わさず黙らせ、そのあと「次に口を開いたら子供に食わすからな」みたいなこと言って。さらにそのあと「ジョークだよ」と。威嚇音(って表現するけど)怖すぎて、私がロス調査官だったら間違いなくおしっこくらい漏らしてそう。
アメリカ人のロスにとって、あれはすごく衝撃的な出来事だったと思う。よそ者だということもあるとおもうけど、あのシーンは、黒人がいままで白人にやられていたことそのまんまだと私は思った。口を、意見を、奪われる。言っていることがいくら有用であろうとも、決して耳を貸してはくれない。しかも、その対応について、下手に出ていたとはいえ、シュリもナキアも、お母さんも諌めたりしない。
ワカンダで、黒人の国だし、いや、なんか部族っぽいし、まああり得ることだよね、とか考えてる自分もいたけど、やっぱり違うと思う。よそ者を歓迎しない、とか、威嚇して実力行使で黙らせる、とか、怖い思いをさせる、とか。これはどの国でも、そして誰しもやってることだと思う。それは怖くてなんだか理不尽に思えることなんだよ、ということをブラックパンサーは伝えてくれたと思う。
あとは先程も女性がカッコいいって言ったけど、とにかくまず国に仕える戦士のトップが女性ってこと。ワンダーウーマン みたいに女性だけの国ではない。そこが良い。そういう意味でも、ワカンダは先進国だよね。技術だけでなくて。
よそ者ロスを物珍しく見るけど、見下した態度はとらないシュリ、命の恩人だからとロスを敬うナキア。彼女らは本当に人間ができているなというか、すごく理想の女性だなとすごく思った。一方でワカンダ内では白人に対する差別とか、農業国のふりしてるけど本当には1番の先進国だという驕りもある。そういうところで、差別とかそういうものは無くなっていないけど、そういうところがまたリアルで、とても良かった。
最後はワカンダ側から、自分たちの技術や知識を世界と共有する、と宣言する。その時の国連でのワカンダ勢とロス調査員以外のぽかんとした顔、そして「農業国が一体何を共有するのだ?」という質問。今までの流れでワカンダのすごさを知っている私は、ティ・チャラやロスたちと一緒にニヤりとした。最高の気分だった。


WAKANDA FPREVER!!

黒いスーツに最先端の技術というスタイリッシュなヒーローだったけども、ワカンダ内では昔からの伝統もきちんと受け継がれていたりして、すごくバランスの良い映画でした!

キルモンガー様も素敵だったけど、私の性癖にはあまり刺さらなかったかな…でもイケメンだった!!!!
とにかく私には女性陣のかっこよさがど直球ストライクでした(日本語)
2作目はよ!!!

WAKANDA forever!!

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