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【試行錯誤し生き抜く力】hitomi

試行錯誤とは、
試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。

試行錯誤すること減ってません?
試行錯誤してます?

なんか、考えて工夫して何かをする機会って減ってると思う。

『あ〜こことこに収納ほしいなぁ』と思ってもあるもので工夫して作り替えて使うことなんかほとんどない。だってネットで探せば、痒いところに手が届く商品がたくさん転がっている。

失敗はしなくなったし、時間も取らなくなった。要は、効率的に暮らせるようになった。

だけど、『生活力』ってなくなってきてると思いませんか?

昔の人は工夫しながら生活してきた。それは、物がなかったことも大きな要因だと思う。簡単にものが手に入らないからこそ、どうすればそれが解決するのか考える。あるものでなんとかする。試行錯誤する。そして最小限必要な物を手に入れることだけで、目的を達成させる。時間はかかるかもしれないけど、工夫しながら考えながら日々の生活を営んできた。例えば、靴下の穴を塞いで履くとかね。

今はどうだろう?壊れればすぐに新しい物を買い、古い物を捨てる。修理してまで使うってことが減ってきている。決して悪いことだとは思わない。時代が変わったのだから。昔に比べ、男性も女性も外で働く人が増えた。それ故に、生活にかけられる時間が減っている。だからこそ、より効率的に生活を営めるスタイルに変わってきたのだから。考えることにさえ時間を割きたくない人もいるのかもしれない。

だけど、自分の子どもには『生活力』を持ってほしいなぁと思う。生活力というか生き抜く力。今の時代でいう『生活力』は処世術のことなのかもしれないが、そういうことではなく生きていく力を持ってほしい。物を大切にするということにも繋がる。

豊かな時代になったが故に失ってしまったものがあるのではないかなぁと思う。
日本人だからこそ持っている『もったいない』の気持ちを忘れず生きていって欲しい。
私も心に留めておきたい。


娘が壊した100均の扇子を糸で縛って修理している父を見ながらふと思ったことでした。


hitomi


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