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東京都デジタル人材育成支援事業 : プログラミングコースの感想

はじめに

東京に引っ越してきて1週間が経過した。
都会だと感じる。すごい。

そして、残り1週間ほどで2か月間にわたって開講された職業訓練が終わるので、少し早いけどまとめてみようと思う。

私が参加したのはオンラインで参加する「プログラミングコース」だった。
主にJava言語について学習してきた。

今後「参加してみようかな」と気になっている方の参考になると嬉しい。

Javaに入る前

Javaの基本的な文法の学習に入る前に3週間ほどあった。
それまでの期間に学習したことは以下の通りである。

・コンピューターサイエンス
・ネットワークについて
・データベース(DB)について
・アルゴリズムについて
・HTML&CSSについて
・AI、IoTについて

これを3週間でやる。
講義のある時間帯は9:00~17:00まで。講義自体は16時までで、残りの1時間は感想を記入したり質問をしたりする時間となっていた。
DBはMySQLを使用した。設計ではグループワークもあった。(ER図難しかった)
いきなりプログラミングを学ぶよりこの辺のバックグラウンドを学んでおくのは大切だと思う(独学期間を振り返るとこの辺が薄くて躓くことが多かったと思う)。
Javaに入ってから「メモリ内でこんな処理してます」って説明されて「ここであの3週間が役に立つのか」と思った。
独学でできる人は職業訓練に通わずにどんどん進めればいいと思うが、ペースを自分で作るのに苦労する人は職業訓練校で「集中せざるを得ない環境」を作ったほうが学習効率はいいと思う。自分に合った方法を選択するの大切だと思う。

Java基礎

いよいよJavaの学習に入る。まずは基本の基本から。
使った統合開発環境はeclipseだった。
基本データ型やクラス型、オブジェクト指向について学ぶ。この辺は先生方の教え方によって教科書通りに進めるのかそうじゃないのかとかあるかもしれない。
四則演算からif文、オリジナルクラスの作成やなんかもう色々基礎ってだけで分厚い教科書1冊分の内容があった。
そして途中でテストを挟む。
およそ2週間かけて基礎を学んだ。

Java Webシステム

基礎を応用して簡単なWebシステムを作った。
個人的な感想としてはコンストラクタとかインターフェースとか継承とか実装とかその辺が分かっていないとたぶん理解できないんじゃないかと感じた。
さらに授業のペースはそこそこ早いので「やっと少し前の話を理解した」ところで新しい知識が詰め込まれる。一呼吸ほしい。聞き逃すとわからなくなるし、わからなくなってしまうと置いてけぼりになる。
JSPのあたりはHTMLを思い出しながら作成し、DBが出てきたらまた思い出しながら作業をした。
一つの言語が分かっていてもそれだけでは足りなくて、実務では様々な技術や言語がシステムを支えているんだなーと実感した。
およそ1週間強かけて学ぶ。
ここでも途中テストをはさむ。

Java Spring

さらにJava Webシステムを応用したフレームワークであるSpringも使用する。今ちょうどその辺に入ったところである。
メソッド呼び出しただけなのに引数にオブジェクトが渡ってるからnewしてないのにインスタンスができる!とかその辺をやっている。
この辺はdoGetメソッドやdoPostメソッドも同じような仕組みであったので、Java Webシステムが土台になっているなと感じる。
ただ、直接的にメソッドをオーバーライドしていないので中の処理が見えづらい。(気がする)
もっとWebシステムを使い慣れていればSpring便利だ~と思うかもしれないが、基礎が固まっていないのでわからないことに対して調べようとすると手戻りが生じる部分が多い。
しかも、Spring内で処理の記述が省略されていて「あれ?ここどうなってんだ?ん?インターフェースを実装しているのか……そういえばインターフェースって何ができて何ができないんだっけ?」みたいなことが頻発する。むずい。
1週間弱かけてこの辺を学ぶ予定。
そして来週テストが控えている。

転職サービスとかについて

面接ラッシュがひとまず落ち着いて、結果もちらほら出てきたのが最近のことである。
ちなみに職業訓練が終わってからも1か月間はサポートしてくれるらしい。
週一でメールにおける現状確認をしてくれるらしい。担当エージェントとはChatworkやLine、電話でも対応してもらえるらしい。
これからのことなので「らしい」と書いておく。

その他所感その①

就活をして3社ほど面接をさせてもらった。
会社によって面接のスタイルも、会社の雰囲気も全然違ったので参考程度にメモを残しておこうと思う。

面接をして感じたのは「圧倒的人材不足」である。
「人材不足」と一口に言っても「中途でバリバリコードが書ける人が欲しい」という雰囲気を出している会社もあれば「今後に期待、伸びしろがある人が欲しい」と思っている会社もあるようだった。社長がどんな背景をもっているのかでも会社の雰囲気や文化が異なると感じた。
雰囲気や文化は違えど「バリバリコードが書ける人」や「全体を見てチームをリードできる技術力のある人材」のように未経験よりも経験者の人材が不足していると強く感じた。

今後「バリバリコードが書ける人」や「チームをリードできる技術力+人間力のある人」になれるとしばらくは売り手市場でどんどん転職しやすいのだろうと思う。そしてそのトレンドはしばらく続きそうだと感じた。(chatGPTとかAIの勢いもすごいのでどうなるかわかりませんが……)

その他所感その②

学習の進め方について。

自分に合った学習の進め方がすこしわかるようになった(今更ですが……)。
授業を聞いているより、聞いたことを活かしてテストを受けたり、テストの見直しをしたり、教科書の課題をしたりするのが一番技術が身に就く近道だと感じた。(当たり前かもしれませんが……)
さらに講義を主体的に受けることでいいサイクルを回していくのが大切だと感じた。

おわりに

そんなこんなで2か月間辞めることなく(まだ一週間ありますが)、個人的には楽しくプログラムの学習ができてよかったなと思う。
これから転職して会社に所属してJavaではない案件に関わることになってもJavaを用いた個人開発とかを趣味として続けたいなと思いました。

見た目が派手でなくても動的に反応を返してくれるWebシステムを作るのは楽しいし、eclipseはJavaScriptとかのファイルも使うことができるようなので今後は簡単なものを作ってみたりしたいなーと思っているところです。

ここまでのことを2か月で理解できるようになったので職業訓練ありがたいな、と思いました。

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