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エアコンシリーズ3~北米の寒冷地で暖房の電化は意味あるのか?

人気の無いアメリカエアコンシリーズで書いた通り、

本当に日本式エアコンを導入する価値があるかどうか検討することにしました。

そして調べましたよ。我が家(築67年、140平米、北海道なみの寒冷地)の去年のデータ。

電気使用量
月平均457kWh、$114(15000円くらい)

都市ガス使用量
月平均73.8CCF(209 ㎥)$123(16000円くらい)

環境省の数字と比較してみましたが、

我が家の電気使用量は日本の世帯平均に近いです。
日本よりやや大きめの古家でこれは優秀ではないでしょうか?

ガスの方は大幅に上回ります。これは寒冷地だから仕方が無いというのもあります。春から秋までは50㎥の使用量で、ごく普通の日本の家庭並みですが、1月、2月にぐわーーーーんと420㎥に上がってしまうんです。ただし我が家の場合は灯油はゼロ使用です。こんな地方じゃソーラーも意味無いし。
だから強烈に都市ガス頼みなんです。

だから効率の良い日本のエアコンを導入したらって話だったんですが、

4台導入すると約3000W。
24時間で72kWh
今うちの地方は25セント/kWh。
72x0.25=18ドル/日
1か月30日として…

540ドル/月

(7万円)

家賃か!

無理じゃああああああああ!

ずっとこのペースじゃないだろうけどさ。
ガス温水暖房はホンワカ調整効くけれど、これは寒冷地ではフル回転になるんじゃないの?どうなのそこは?

つまり、折角の高性能の日本式エアコンをこのクソ寒くて電気代も日本並みに高いアメリカ北東部に入れても暖房を気軽に使えない。

しかも雪に埋もれてしまうと使えないので、室外機の周りを常に雪かきしないといけないという素晴らしいオプション付き。

地獄しか見えない。
しかも設置費200万円。

ちょっともう…日本のメーカーさん助けてよ。
私モニターやるからさ。笑

というわけで、我が家は次の作戦を考え始めました…。

日本のメーカーさん。
今なら間に合いますぜ。


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