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自分の人生の中では誰もがみな主人公

今日のテーマは「死ぬこと」人は誰でも死にます。
私が忘れられなかったのは入院していたおじいちゃん。お見舞いに行くとよく「寿司が食べたい」と言っていました。点滴が付いて、なんかゆるい入院食を食べて、たまに家族の面接があって。おじいちゃん満足だったかな?私はたとえ1か月の誤差が発生したとしても、お寿司を食べさせてあげたかったし、もしお酒が飲みたいのだったらこっそり差し入れてもよかったと思っている。病院に知れたらどえらいことになるけど、最後に寿司が食えたなあと、思ってくれれば。

棺の横に「おじいちゃんが好きだったから」と言ってお酒や煙草を置いても、もう煙草吸えないし。入院したらすぐそばにお医者さんはいてくれるけど、願いをかなえてくれる人は誰もいない。だからおじいちゃんが最後まで満足してくれたのかは誰もわからない。

だから私はあの時のどに詰まって大騒ぎになっても、お寿司食べさせてあげればよかったな。とずいぶん経ったいまでもずっと忘れられない。


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