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米国経済今週のポイント(3月18日~22日)

こんにちは、Saltです。

Salt作成

今週は、18日~19日は日銀金融政策決定会合があり、先週末のリーク通りマイナス金利解除となるか、どんなガイダンスが出されるか注目です。また、先週もみ合い、さらに前週末の弱い米国市場の流れを受けて、日経平均など国内株式市場の動きも気になるところです。

さらに、米国株式市場では19日~20日にかけてFOMCが開催され、特に四半期に一度の経済予想サマリー(SEP)が公表されます。GDP、失業率、インフレ(PCE、コアPCE)、金利それぞれの見通しについても注目です。

ざっくりとしたFOMCプレビューとしては

・金利据え置き
・インフレ見通しは上方修正の可能性
・QT議論開始

などがあげられそうです。ステートメントは大きな変更はなし、先日来の強いインフレデータを受けて、おそらくインフレ見通しは上方修正、QT議論について開始はされているものの、詳細は議事要旨(4月10日公表予定)の発表を待って確認することになりそうです。

また、先週発表になったCPIやPPIから2月コアPCE(3月29日発表予定)を算出すると、前月比+0.3%となる見通しです。FEDの2024年のインフレ見通しは毎月+0.2%を前提にしているため、FOMCでコアPCEは12月の+2.4%から+2.5%に上方修正される可能性があります。

ただし、6月利下げの可能性を残す意味でドッツ中央値は据え置きになる可能性があるでしょう。そして、FOMC2日目の後に行われる、パウエル議長の会見(日本時間20日3:30~)でも、引き続き「データ次第」が繰り返されることになりそうですが果たして。

また、今週は中銀ウィークで、19日は豪州(4.35%で据え置き)、21日はスイス(1.75%で据え置き)英国(5.25%で据え置き)が予定されており、20日にはラガルドECB総裁の講演も予定されています。

FOMCなどの結果については、毎週月曜日公開しているメルマガで詳細をお伝えします。