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親子関係を諦めた自分に対する鎮魂歌

こんにちは。

そこいらにいるオタクのおとなです。


普段はあまりこういう話を書かないのですが、たまにはこういう使い方もいいのかなーと思い今までの記事とは毛色が違う話をメモがてらに投棄します。

かなり気分のよくない話なので「興味ないね」という方はブラウザバックをお願い致します。逆に家族関係が辛い方、生きることがどことなく辛い方、現在進行形で自分の無力感などに悩まれている方など思い当たる節がある方に読んでもらえたら嬉しいです。

普段はアプリ・ウマ娘のメモを中心に書いています。


早速本題に入っていきますが、これを見てくださっている画面越しの『あなた』は家族、もっと踏み込んだ言い方をすると自分を産み育てた存在である父親・母親にどのような感情をお持ちでしょうか。

大切な唯一無二の存在でしょうか。それとも恨んでいますか。箸にも棒にも掛からない存在でしょうか。色々とそれぞれのご家庭の事情はあるかと思います。私には何もわかりませんが、今を生きている『あなた』はまず無条件に素晴らしいです。賞賛されるべきです。えらいっ!(た〇しの挑戦状風のニュアンス)


話が逸れてすみません。

単刀直入に言いますと自分にとっての家族(この場合は自分を産み育てた母親)は路傍の石以下、自分の人生に多大な負の要素のみを残した他人以下の存在であり、また呪いでもあります。

それなりに辛かった自分を整理するため、前を向くために、何がありどう思ったかを羅列しようと思います。

今を過ごすための自分なりの手段のみ知りたいという方は最後の項目のみ読んでいただければOKです。

※見出しは特に載せるものがなかったので大昔に私が撮影した廃墟?の写真です。


何もない幼少期

掃いて捨てるほど母親との生活で辛かったことはありますが特に……となるものを選抜します。


・激しい人格否定

↳特に勉強で多かったことで、間違えるたびに怒鳴られます。母親が一時期塾講師をしていたことがあったため、他の子どもの前で激しく叱責された上、解答用紙を顔にぶん投げられたりしました。「自分が出来ていたのだから、これくらい出来て当然」という気持ちも強かったらしく、自分なりに頑張っても褒めてもらえたことは殆どありません。

・下のきょうだいとの区別、言動の矛盾

↳下のきょうだいと歳の離れた長子だったこともあり、また下のきょうだいとは異父姉妹でもあったこともあり特に区別?が酷かったです。後に異父もくそもないイーブンな状況になりますが特に関係性の変化もありません。また、小学生後期~中学生くらいの時期に言動の矛盾を指摘するとこれまた激しく叱責されます。ただし売り言葉に買い言葉な側面があったのでこれは一概に母親が全て悪いとは言えません。

・自分の好きな事象への否定、レール通りにいかないことに対する否定

↳元々は6歳くらいの時に母親から買い与えられたゲーム(初代ポケモン)にすっかりのめり込んでしまいました。その頃は妹が産まれたばかりで絶賛放置されていた時期で、寂しかったんだと思います。最終的に嘘をついてまでゲームをしました。その結果、ゲームボーイポケット(ソフト込)は問答無用で2階から投げ捨てられ、無残な姿になりました。兎にも角にも自分の思うように育ってほしかったらしく、小学生低学年の自分が歴史の本を読むことが好きだったので歴史学者になりたい!と言ったら鼻で笑われ、少し時間が進んで中学生の頃に声優になりたいと勇気を出して言ったら完全否定されました。saltさんのぼうけんはおわってしまった!無念。


都合の良い時はお姉ちゃんなのだからもっと〇〇を頑張りなさい等、都合の悪い時はお姉ちゃんなのだからもっと〇〇我慢しなさい、譲りなさい等等素敵なダブルスタンダードを常に味わっていました。基本的には歳の離れた妹にかかりきりで放置されていて、一方で誰かに自分の成果物(私)を誇示する時にわたしをひけらかす感じです。ただし、絶対に私のことを褒めません。あくまでも自分(母親)ageするためのアクセサリーみたいなもので、自分をageるためなら私はいくらsageても構わない。そういう関係でした。

このような否定だらけの全く楽しくない家庭環境で育った結果、立派な生産性皆無・メンタル豆腐の大人もどきが出来上がりました。


困り事しかない青年

そんなこんなで月日だけが過ぎ、無事?に思春期を迎えます。結局私は母親のあまりの人格否定ぶりに耐えかね、中学上がって少しして泣きながら徒歩で母方の祖父母の家に家出しました。今までも、そしてこれから先も二度と実家の敷居を跨ぐことはないです。

自分が今生存しているのは間違いなく祖父母の庇護のおかげなので、感謝してもしきれません。


家出してしばらく月日がたち、私は気づきました。

やだ、私……人の目が気になりすぎ?

はい。概ね前述した通りの人生を歩んできた結果、自分に何の価値も見い出せず、価値が見い出せないから当然自信が1ミリもないという残念でもなく当然の結果となりました。

単純に人の視線が気になるというよりは、他人のあらゆる挙動、一挙手一投足が気になるという感じです。

壊れた集音器のように、自分に関係ない情報すらも取込、脳内で処理し、もしかしたらXXも自分に何か原因があるかもしれない。365日年中無休で神風のように華麗に自爆する日々でした。


火薬庫のような母親の顔色を常に伺い、理不尽な怒りに怯えながら生きてきたので、母親に限らず他人全ての顔色や評価が恐ろしかったのです。他人は常に自分以外の存在を値踏みしており、格下の存在は徹底的にこき下ろす。そう、自分の母親のように。今はだいぶましになりましたが、逃げ場のない環境に身を置いていた結果、20年以上他人に対して無条件で恐怖を感じていたのです。そのくせ自分以外の誰かに承認されること、愛されることに非常に飢えていました。

満たされない承認欲求と、まだ見ぬ誰かへの依存心と、他者への恐怖の狭間で無駄なエネルギーを使ったなと今はとても後悔しています。


何も与えられない母親期

青年期から更に数年の月日がたち、現在に至ります。

細かな事情は省略しますが、現在の私は一児の母親です。ここでも自分の人生が初めての子育てに影を落とします。

それは母親とまともに遊んだ記憶がないので、子供に遊んで!と言われてもどのように、何をして遊べばいいのかてんで想像がつかないことです。

エ?そこから?と思われたそこのあなた。そうなんです、これが持たざる者の悲哀です。一人遊びの術は備わっていますが、親から全く与えられなかったものを子供に与えるという行為は大変な苦痛を伴います。

何故自分は他の人なら当たり前のことすらできないのかという自問自答から始まり、ネットや書籍を漁って大人になってから後付けで知識を詰め込み、実践します。

何とか子供が望んでいるものを与えてあげて笑顔の子供を見て微笑む一方で、こんなこと一度もしてもらったことないんだけどなーと冷めた目で自分を見下ろす第2の自分も居ます。冷めた自分が『居る』と知覚するたびに何も関係ない子供に申し訳なくてさらに自己嫌悪に陥る――その繰り返しでした。なかなかの自傷行為です。

身も心も合わない親に当たってしまうと、しなくてもいい苦労を背負うことになるなと痛感しています。子供は親を選べないので、今更何を言おうと詮なきことですが……

ないものはない!けれど私は今を生きる

最後は些細なライフハックを書き出して終わりにしようと思います。

ぶっちゃけこの項以外はすべて自分を慰めるだけの鎮魂歌であり、どなた様の役に立つ話は何一つなかったと思います。本当に申し訳ないです。

子供時代と唯一違う点は私の命は私一人のものではない、ということです。生きづらさの理由が分からず医療機関にもかかったのですが明確な解答は得られませんでした。だから自分の心を守ることを優先して今日も明日も生きていこうと思います。

それでは皆様もあまり頑張りすぎないよう、考えすぎないようにしてお過ごしください。

以下、簡単なライフハックです。

・他人の視線や表情が気になる

↳目の前のこなさなければいけないタスクを優先する。仕事、勉強、目標に向けた努力等々。他人のことをとにかく考えないようにする。

他人、特にある程度健全なご家庭で生きてきた方はびっくりするほど他人を気にしていません。自分という軸が確立しており、他人との境界線もはっきりしているため特に気にする必要がないからです。全く同じになるのは難しいにしても、大多数の人が実践している何気ない行動を学んで、試してみる価値は十分にあると私は思います。


・他人の声(特に怒りや悲しみなどネガティブな声)、環境音が気になる

↳耳栓をする。私は仕事に電話応対があるため、完全に遮音してしまうと仕事に差し支えが出るため、あくまでも音を小さくする目的で使用しています。用途によって種類が分かれるため購入を検討される際は必ず調べてからをおすすめします。


・どうしても心がざわついたり、辛くなったときは

↳仕事中、授業中などでもかまいません。席を外して一人になりましょう。自分の場合は他人の近くにいることもそれなりに負荷がかかるのですが、辛い時はほんの5分でもトイレ等で一人になると少し落ち着きます。

あと、これは私だけかもしれませんが暇なときに転職サイトを眺めています。幸い、今の仕事はなんとか頑張れそうかなと思ってはいますが何があっても私から逃げることもできるんだぞ!という些細な反抗心です。本当に小さなことですが、ほんの少し視線をズラす(辛さから逃げているわけではなくて、真正面から受け止めすぎているからこそ辛いわけなので、ここはズラすと表現します)だけでも生きることがちょっぴり楽になります。


・不用意なラベリングをやめる

↳これは私みたいなタイプ、過去をお持ちの方が陥りがちで、検索しすぎてドツボに嵌まるパターンです。自分のメンタルに深刻な悪影響を及ぼすこともあるので、不用意なラベリングは本当にやめた方がいいです。

特に自己判断で私はHSPだろう、いや私は発達障害だろう、と自分のラベリングが2転3転する場合は特に危ういと思います。

かく言う自分もなぜこんなに生きづらいのか、ともがいていた時にHSPという単語に出会い、ライフハックを探す手助けをしてもらえたことはとても感謝しています。

ただあまりにもそのラベルに縛られ他人にも配慮を強要する行為は、少なくとも私が望むものではないです。程よくあーそういうところあるなぁくらいにしておき、参考になりそうなところだけ摘まむ程度に留めた方がよさそうです。

他人に出来もしないことを望むより、自分にやれることを少しでも着手したほうが前向きに生きていけるかなと思います。

言霊という単語が日本にはあるように、ネガティブなラベリングもまた自分を酷く縛り、未来の可能性を減らしてしまうこともある。これを頭の片隅に置いておくだけでも良いかもしれません。


・そもそも体調が悪い時

↳とにかく無理をせず、しっかり睡眠を取る。規則正しい生活をする。

基本のきですが、睡眠を取らないことには始まりません。もし、何らかの理由でまとまった睡眠を取ることが難しい際はお早めに医療機関の受診をおすすめします。年齢を重ねるごとに、睡眠の重要性を実感します。睡眠が足りないとより一層環境音が気になったり、ちょっとしたことですぐ参ってしまったり、深刻な悪循環に陥りがちです。悪循環をひとつひとつ断つところから一緒に始めましょう。


期待したらよりつらくなるので他人様にはあまり期待せず、自分だけを見つめるようにしています。

大したことは何もしていないですが、もし誰か1人でも参考になったら嬉しいです。

それでは。

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