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喘息をヨガで軽快させた話

正直、息苦しかった。

そんな感覚が半年続いていて、整体で施術はしてもらっていたものの、根本解決にならない。

ヒステリー球、っていうのかな?

原因は、仕事の人間関係だと薄々感付いていたけれど、そういうのってどうしようもならないよね。

仕事中、交感神経が優位になって、目が乾いて、心臓がドクドクして、息苦しいのだけれど、わたしにはどうすることもできなかった。

↓5年前の整体に行くまでの話


4年前の秋、喉が砂漠のようだった。

ザラザラがパカッと開いて、傷があって、とても痛い。

周りの人から「大丈夫?」と心配されるくらい、止まらないひどい咳をしていた。

それでも病院に行かなかったわたしは(ほんとに! 自分を大切にしてなかったの!)、仕事に邁進していた。

そして、ふと仕事が落ち着いた休日の夜中。

一晩、咳が止まらなかった。


病院で内服ステロイドを処方してもらい、咳は止まった。

副作用はすごかったけど、体力を勘案して、適切な処方だったと思う。

以降、吸入ステロイドと共に暮らす生活になった。

流行りの感染症でもよく言うけれど、「息苦しいのはつらい」。

元々、パニック発作の気がある上に、息があまり吸えず、咳が酷くなる夜中によく苦しんでいた。


ステロイドを吸う生活で、症状は落ち着いてきたけれど、ステロイドで「喉に違和感がある」のは事実だった。

そして、ふと、思った。

「一生、この薬を使うの?」

薬が必須の生活は、リスクが高い。安い薬ではない。

医者は「薬でコントロール」をモットーとしているが、わたしはその道を選びたくなかった。

そして、ふと、呼吸の効果に驚愕した時から、ヨガをしたかったことを思い出した。


巡り合ったヨガの先生は、運命としか言いようがなかった。

整体の先生も、運命だったけどね。

家から至近距離にいるこの方々に出会えていなければ、わたしはどうなっていたのだか、本当にわからない。

彼らと出会ったことで、わたしの限りなく細かった命の糸は、少しずつ太くなっていった。


深呼吸ができなかった。

そもそも、普通に呼吸できてなかったことに気づいた。

息を止めるなんて、とんでもない。

両腕をまっすぐ上げられなかった。

前屈というか、長座で90度に座ることすらできない。

全身ガチガチで、ポーズなんてほとんど取れない。


「こりゃ、喘息にもなるわ」

と、わたしは夢中になってヨガに通った。

ここでは取り上げないが、メンタル的な気持ちよさも感じていたのもある。

わたしが通っていたのは、大きなスタジオではなくて、3~4人程度のお教室。

先生に神々しさみたいなものを感じていて、わたしは光に集まる蛾みたいなものだった。


プラーナヤーマを先生に褒められるようになり、

ポーズ中の呼吸も深くなり、

両腕をまっすぐ上げられるようになって、

前屈で少し角度をつけられるようになってから、

ステロイドを吸入する頻度はどんどん下がっていった。

今は、おそらく一般の人より呼吸が上手で、喘息が出ることはなくなってしまった。

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