思春期のなかった私

私は今まで口を噤んで当たり障りなく生きようとしてきたが、それをやめることにした。

その話を身近な人にしたところ、「あなたには思春期がなかったんだと思う」と言われた。

自分の信じることを周りに素直にぶつける。自分が本当に信じることを誰かにぶつける。 それは多くの人が通る道だし、精神的な成長への重要な過程なんだよ。

…しらなかった…(;´･ω･)
私には思春期はなかったよ。

でも、生身の自分をぶつけると、自分が傷つくこともあるし、相手が傷つくこともある。 そういう中で相手への思いやりを身につけるし、相手の感情に寄り添うことを覚えるし、自分の生身をぶつけなくても自分の考えを伝えて理解してもらえる技術を身につけられるんだ。

ただ、結果的にそれは誰かを傷つけるし、自分が傷つくことだけ覚えておいて。 でも、そこから逃げたら大きな懐を持った人間になれないから、これは仕方のないことなんだよ。

この文章を読んで、私は大号泣して、今日も目が腫れております。
誰でもいつだって成長できる。