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サンリオピューロランドとオタク女子の親和性

サンリオといえば、ハローキティやマイメロディにシナモロール...どれも女性にとって通ってきた道ではないでしょうか。

私も保育園の頃、お弁当箱もフォークもそれを入れるバッグまでもキティちゃんだったなぁと懐かしく思う。1997年生まれの私にとって懐かしいキティちゃんは、背景がピンクチェックのキティちゃんである。

小学校の頃に水色が好きになったのもシナモロールの影響である。

こうして幼い頃から触れ合ってきたサンリオのキャラクター達であるが、実は最近はオトナ女子、中でもオタク女子に再流行しているようだ。


先日、オトナ女子の友人とサンリオピューロランドを訪れた。

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最も注目したいのが、メルヘン工房である。

好きなキャラクターと文字パーツを選んで自分だけのオリジナル名前ホルダーをつくろう!というコーナーなのだが、これがまた楽しい。童心を思い出してしまった(笑)

キティちゃん、マイメロディ、ポムポムプリンなどをはじめとする人気キャラクターがずらっと並び、選んだキャラクターホルダーの上に文字やデコレーションのパーツを載せていく。

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近くにいたある女の子は、自分の名前と好きなデコレーションパーツを選んで「幼稚園のバッグにつけるのー!」と目を輝かせていた。

あるカップルは、お互いの名前でデコレーションしていた。ラブラブだ〜〜


しかしながら、実はこの場を圧倒的に占めていたのはオトナ女子たちである。私たちのような。

しかもほとんどの人のキャラクターホルダーには男の人の名前がのっていた。

お分かりであろうか?

キャラクターホルダーにのせた名前は“推し”なのである。

その推しはアイドル、アニメ、Youtuber、俳優...と様々ではあるが、彼女たちは自分の“推し”を自分たちなりに自己表現していた。

名前パーツを選び、可愛くデコレーションすることで、自分なりの“推し”グッズでアイデンティティをはかることができるし、なんせ可愛いし、最高なのだ。


またサンリオは、2019年5月より『エンジョイアイドルシリーズ』としてアイドルのファン活動をより一層楽しくするアイテムを販売している。

エンジョイアイドルシリーズ【https://shop.sanrio.co.jp/list/759/】

うちわケースやチケットホルダーなど、サンリオさん側からの供給がすごい。ファン活動を可愛く、個性的にしてくれる。


ひとつ前の記事で書いた、

ニノの結婚から閃いた。男性アイドルは結婚してもアイドルなのに、女性アイドルが卒業するわけ|汐  https://note.mu/salt1018/n/n8c8f4912d784

「男性アイドルと結婚」で記述した通り、男性アイドルは結婚してもアイドルを続ける。しかし彼らはアイドルでいる限り、家庭のことを公に出さない。

したがって彼らがアイドルでいてくれる限り、応援する女性もファンを続けることが多いように思える。(所謂リア恋、恋愛対象として見ている方を除くことになるが)

つまりオタク女子は、好きなアイドルやアニメのキャラクターを“推し”として見ていると考えられる。リアルな存在というより、“アイドルやキャラクターのフィルターがかかった推し”なのである。

“推し”にはオタク女子のバイアスがかかって彼女なりの“推し像”と“推し方”が存在するのである。


つまり、“推し”のファンとしての(オタク女子の)アイデンティティは、彼女たちにとって個性を表す場であり、“推し”への愛をオリジナルグッズではかれるサンリオのグッズにハマる理由がここにある。


幼い頃、私たちのアイドルであったサンリオのキャラクターたちは、オトナ女子になった私たちのアイドルを好きな気持ちを輝かせてくれる。

オトナになった今、もう一度、ぜひ!🎀



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