日誌（11/365 リビングが広い）

我が家には食卓テーブルが無い、椅子も無い。
食事の時は折りたたみテーブルを出してきて、地べたに座る。

以前は、食卓テーブルもそれに付随する椅子もあった。
ほどほどに大きくて、使いやすいテーブルだった。
ただし、部屋のレイアウトに合っていなかった。
私と妻が椅子の座るためのスペース、日常の生活動線を設定したとき、
どう考えても狭い。

ある時は妻が私の後ろを窮屈そうに通ったり、
またあるときは私が扉を開けたときに妻の椅子に接触する。
これではいけない。そう思った。
模様替えをすることで改選できるかもしれない、
そう思い立ち、いくつかのパターンを試してみたが、やはり狭い。
というわけで食卓テーブル、椅子あわせて処分した。

前の家で使っていたセットであるため、今の家に合わせたものではない。
また、セットを買った当時から私たち夫婦の暮らしも様変わりした。
現状にあわせて必要なもの、不要なものを選別した。
その結果、リビングがとても広くなった。
テーブルは食事のときに出す。
その他の時間はリビングを自由に使える。ちなみにソファも無い。

鞄の中身を全部出して広げるスペースもあれば、出張前に荷物をひとしきり並べてみるだけのスペースもある。
無くなったことで、あるものが生まれる。
広いリビングのすみっこで地べたに座って、このnoteを書いている。
来年の今頃には、どんな暮らし様で、どんなリビングにいるのだろうか。
何気ないけど、とても楽しみである。