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80点を目指すメンズヘアカタログの備忘録【前編・ポーズなし撮影を中心に】

すぐ使えるメンズヘア撮影の手順を紹介します。前編と後編があります。【前編・ポーズなし撮影を中心に】です。

後半は作成中です

将来美容室を開きたい私は2年前から美容室での撮影を続きてきました。最近はやり方が定着したので、備忘録的なものを残したいと思い、公開させていただきたいと思います。

いざ撮影するとなるとカメラを持つ人もモデルの人も戸惑うことかと思います。今回は一通りの写真が撮れるように順を追って説明したいと思います。

初めての人も、これを見れば80点くらいの写真が撮れるように説明したいと思います。

今回はあくまで撮影の流れについてなので、カメラの設定や背景選択などの事項は含みません。



100点の写真とは

100点が雑誌や有名店で使われている写真です。そもそも私はそんな写真を撮ったことも機会もありませんので100点は無理だなと思います。しかしながら80点は行けるんじゃないかなと勝手に思っています(笑)

要は100点じゃないけど、きれいに見える写真を目指したいところです。


今回目指す80点の写真とは

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SNS上でどんなに良い写真を掲載してもgood数は稼げません。例外はありますが、goodを稼げる人はおおよそ決まっていて、有名店で働いている美容師か、何年も継続して投稿している方が多いです。したがって、いきなりどんなに良い写真をupしても急激にgoodは来ません。日々の努力の積み重ねということなのでしょう。

ヘア撮影の一番の目的とは

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そもそもサロン撮影の本来の目的は、good数を稼ぐことだけではなく、サロンや美容師個人の予約をする前に大丈夫な人なのかを判断するための材料であると思います。

したがって、見た人が安心して予約できる、そんな写真であれば問題ないと感じています。


ポーズなし写真とは

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名の通り、ポーズをキメない写真で、自然に見える写真です。以前の記事でも書きましたが、ホットペッパービューティーに載る写真のランキング上位にはポーズなし写真が7割(2020年1月現在)を占めます。


まずはきれいに見える方向を決める

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余裕があればたくさん撮れば何枚かいい写真があるものですが、最初からすべての角度を撮影すると、いつまでも終わりません。そこで、3方向から撮影してどの方向が一番良いかを決定します。

具体的な注目ポイントがいまいちとらえることができないときは、以下のポイントをクリアできれば良い写真になることが多かったので、列挙します。

髪型について
・セットしたものに変な場所がないか
・シルエットはきれいか

顔のパーツについて
・目の開きが左右対称か
・口角の形は左右対称か
・顎のラインは違和感がないか


表情について

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最初は真顔よりは少し口角を挙げたところから始めるといいかもしれません。真顔で上手く行くときは、だいたい撮影に慣れてきたときが良い写真になることが多かったと思います。


基本的な顔の動き

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少し動いただけでも違う写真になる

顔の角度が1mm違っても違う写真になります。そのため、シャッターの度に顔を少しづつ動かします。

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1㎝くらいの範囲で動かしてもらう

少しずつ動かすというよりは1㎝くらいの範囲で動いてもらうと良いいかもしれません。似ている写真というものは、後で見たときに似たり寄ったりなのでよい写真かの判断がつきにくくなってしまうからです。


基本的な撮影の流れ

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5回撮影→確認、指示→5回撮影の繰り返しで行ってゆきます。
撮影を開始する前にシャッターを切らないで軽く練習するといいと思います。


確認作業で気をつけること

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ピントが外れてボケ写真になっていることがよくあります。しっかりと拡大して確認することが大変大切だと思います。

私は面倒くさがりやなのですが、ボケた写真は取り返しがつきません。逆に言えばその場でわかれば撮りなおせるので、これだけはしっかり確認します。面倒くさいですけどw


要望をモデルに伝える

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すごい熟練しているモデルでしたら何も言わなくてもモデル本人がよく見える角度を知っているので良い写真が自動的に撮影できます。

しかしながら、そんなに熟練しているモデルは数がいないので、要望を伝える必要があります。

要望の伝え方ですが、撮影した写真を見せながら行う方法と、見せないで口頭だけで伝える方法があります。

本当は写真を見せながら行ったほうが親切なのだと思います。しかしながら、時間は限られているので、手っ取り早く、口頭で「こんな感じでおねがいー」みたいに模倣してもらうと効率的だと思います。


目線について

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最初は目線ありで撮影し、何枚か良い写真がとれれば次に目線のない写真を撮影します。

ホットペッパービューティーの写真では、目線ありとなしの写真の割合はおおよそ半々でした(2020年1月現在)。


それでは実践しましょう

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①3方向から撮影し、撮影方向を決める
②5回撮影、確認作業の繰り返し
③時間があれば他の角度でも撮影
④撮影を終える前に最終確認をする


撮影を終える前に確認すること〜よくあるトラブル

よくあるトラブルを以下に記述します

ピンぼけ
白飛び黒飛び
データー破損

先にに述べたように、ピンぼけ写真は都度チェックします。

次に多いトラブルは白飛びと黒飛び。

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このような写真になった場合はレフ版を使うなり、ストロボの方向を変えなければいけないので、撮り直しが必要です。これについては詳しく別の記事に書いてゆきたいなと思います。

テイラボさんの記事にもわかりやすい説明があるので、リンクを以下に。

最後にデータのバックアップについて。あまりないことではあるのですが、データが破損することがあります。

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できればデーターはその場にパソコンがあればすぐにバックアップを取っておきます。頻度は少ないですが、何らかの原因でデータが壊れることも考えられるため、プロのカメラマンさんはすぐにバックアップを取る癖があるくらいです。高いカメラをお持ちの場合、ダブルスロットで2枚同時書き込みが可能であれば、それで大丈夫だと思います。

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