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家事がくれる至福の瞬間〜お茶碗洗いと掃除のフロー体験〜

おはようございます。スタッフのエリです。
日々の忙しさの中で、日常の家事は
面倒な作業と捉えがちですよね。

でも、心理学者ミハイ・チクセントミハイが
提唱した「フロー」の概念を取り入れることで、
これらの作業が意外にも深い満足感と幸福感を
もたらしてくれるかもしれません。

フローとは、ある活動に完全に没頭し、
時間や自己意識を忘れ、高い成果を上げながらも
楽しさを感じる状態を指します。

実は、家事の中にも、このフロー体験の
チャンスが隠されているのです。

お茶碗洗いでフロー体験

まず、お茶碗を洗うことについて考えてみましょう。

食器洗いは単調な作業に思えますが、
実はフロー体験の絶好の機会です。

例えば、汚れたお茶碗を手に取り、
洗剤を使って丁寧に洗う過程に集中することで、
次第にその作業に没頭していくことができます。

ここで大切なのは、手に伝わる泡立ちや水の温かさ、
食器がきれいになっていく様子など、
五感をフルに活用して細部に意識を向けることです。

このように細かい部分に注意を払うことで、
単なる家事が瞑想的な時間に変わり、
心地よい達成感を得ることができます。

掃除でフロー体験

次に、掃除について考えてみましょう。

掃除もまた、単調な作業に見えがちですが、
フロー体験の機会が豊富にあります。

掃除機をかける、床を拭く、窓を磨くといった
一連の作業に集中し、それぞれの動作を丁寧に行うことで、
雑念が消え、心が静まり、まるで瞑想を
しているかのような感覚に包まれます。

先日、我が家でも、中3の娘に自室のエアコンの
フィルター掃除を初めてやらせてみたところ、
ブラシ付きの掃除機で埃がみるみる取れていく様子に
「わあ〜!」と歓声をあげていました。

自分の手と体を動かすことによって
目に見える成果がすぐに現れることも、
達成感を高め、フロー状態を促進する要因となります。

フロー体験を促進するポイント

フロー状態に入るためには、いくつかの条件があります。
例えば、明確な目標、適度な挑戦感、即時のフィードバック、
集中できる状況、そしてコントロール感などです。

お茶碗洗いや掃除は、これらの条件を
見事に満たすことができます。

さらに、これらの作業は比較的簡単で、
自己意識を薄れさせ、時間の経過を
忘れさせる要素を持っています。

日常の家事を楽しむ

忙しい毎日の中で、やらざるを得ない日常のタスクを
こなしながら、「次はあれをしなきゃ」とか、
「昨日、あんなことしなきゃよかった」とか考えるよりも、
「今ここ」のフロー体験に変えることで、
達成感や幸福感を感じることができると思います。

次回、お茶碗を洗ったり掃除をするときには、
ぜひ五感を意識的に味わってみてください。

意外なほど心が落ち着き、リフレッシュできることに
驚くかもしれませんよ!

日常の中の小さなフロー体験で、
生活をより豊かにしていきましょう。

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