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12月に読んだ本&一言感想(雑多に)

読書記録、やっと年が越せる~!と思って書いておりました。それが、11月分を書いてなかったんですね………。いま気づいて愕然としています。どうりで進みが早いわけです。泣いています。(11月に申し訳なく思っているため、背景画像は11月に行った大阪で購入したおもちゃのコンプ画像にしておきます)

てなわけなんですが、もういっか!ということでお先に12月分をのせてしまいましょう。量は少ないけど質で勝負(老舗店のような謳い文句)。ではではお付き合いくださいませ〜。

プリンセスお母さん/並庭マチコ

パートの人から姫と呼ばれているお母様(アラカン)。ただ明るくお嬢様言葉を使うだけではなく、悪天候ですねという世間話も「領地の穀物のようすはいかが?」とサラリと領地トークに変えてしまうテクニックも持ち合わせています。

余談ですが、[私と料理]の話が何度見てもサイコ〜なのでpixivコミックご覧になれる方はぜひこの話だけでも…………↓
https://comic.pixiv.net/works/6214


中国嫁日記/井上純一

出会い編は、なんとも珍しいふたりの出会いにワクワクしつつ読んでいました。こんなことってあるのね……!と、たぶん著者が誰よりも感じでいるのでしょうね。
知らない土地や今までしてこなかった生き方にダイブするのってなかなかできないので、本を読んですごいなぁ〜と思うだけになってしまいます。私もダイブ、しようかな〜。

ブスの自信の持ち方/山崎ナオコーラ

自分に性別があることに違和感をもったり(LGBTQでいうと、Q(questionist)にあたる人のことです)、生活や仕事で おそらく「ブス」だから受けたのであろう誹謗中傷について深く掘り下げたり。
反対に、美人がなにか失敗すると「いいのは顔だけだ」などとこれまた差別を受けたりする例を挙げ、さまざまな観点から「どうしたら生きやすくなるんだろうねぇ」と考えさせられる一冊。
本書の文体について。ビジネス書のようにズバーと言い切るのも力強くて魅力的ですが、この本では「あくまで私の見解であり〜」というような表現が頻出している。その文をみるたび、発信する立場の者は「あくまで自分の意見」ということを忘れず、凝り固まった思考にならないように視野を広げなければなぁ、と思うのです。私も、がんばります。 

改良/遠野遥

これは完全に表紙買いです。こんなでっかい四角で何故「改良」と読めてしまうのでしょう???(デザインの圧勝)。
また、受賞した賞の選考委員に村田沙耶香さんが。村田さん著書の独特なジェンダー感が好きで、この本のあらすじを読み「村田さんに通ずるものがありそうだ」と思ったため購入しました。
『女になりたいのではない、「私」でありたい
ゆるやかな絶望を生きる男が唯一求めたのは、
美しくなることだった』本書 帯より
ページをめくるたびに走る衝撃とわきあがる興味、内容ひとつでさえネタバレになってしまいそうで、もはや書きたくない。ひとつだけ言えるのは、読後に弱者にも強者の境目がぐんにゃりとねじ曲がってしまった感覚に陥ってしまうような本だということ。

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる『繊細さん』の本/武田友紀

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という、生まれつき敏感な人を指す用語を最近よく見かけます。この本では『繊細さん』と呼んでおり、感受性が豊かすぎるゆえに、1日を終えるだけでグッタリしてしまうような人の特徴や対処法が載っています。
自称『時と場合により繊細』な私は、画面の明るい光が苦手だったり、イヤホンの最小ボリュームが十分大きいように感じて毎日泣きそうになったり………
おそらく、誰もが「ここに関しては敏感だな」などと感じるポイントがあると思うのです。繊細なポイント(目、音、匂い、肌、心など)を、優しくいたわってあげよう……🛌という気持ちになる一冊です。
もちろん体全体もいたわってあげましょう。みんな、たくさん寝よう!

本当の貧困の話をしよう~未来を変える方程式~/石井光太

自己啓発本や医療書(医療従事者というよりは一般の人が読むようなタイプのもの)で、重要なポイントにこんなふうにマーカーが引いてあることありますよね。
そんな感じで、貧困の話を扱いつつ大事なポイントがマークしており、しかもカバーと中身が黄色と無彩色のみ使っており読みやすい!!デザインが重視されているため、難しい題材を扱いながらも気負わず読めます。
孫正義、安室奈美恵、クリスティアーノ・ロナウドなど「貧困の壁」を突破した先人の話や、日本や海外の貧困についてを取り上げ、そのうえでどのように貧困を脱するかのヒントが詰まったライフハック本。オススメです!


もしもし、運命の人ですか。/穂村弘

2019年の読書納めはほむらさんの恋愛エッセイでした!(11月分を先に書いていればキレイに収まったのに……)
内気にみえるが心の中では相手にアタックしまくり、どうにか気づいてくれないかな。そんな甘い考えなど通用しないのに、なのにまた期待をしてしまうのが、ホントそっくりだなぁ……なんて感じながら今回も読んでおりました。
本文中に「今までこれくらいの人数の方と付き合った〜」というのがわかる箇所があり、「こんなに内気なほむらさんが!?」とおったまげました(大変失礼いたしました)。ほむらさんの頼りなさが魅力だなんて、まるてのび太のような。頼らないから好きだよ、なんて言われてみたいし、でもやっぱり言ってみたいのほうが強いかもしれません。

では次は11月分を……よければまたお付き合いください🌾

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