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[長期投資家の言]「当たり前」だと決めたこと、できています?

4月に入って、暑いくらいの温かい日と寒い日が続いていますが、季節の変わり目だけに、皆さんも体調にはお気をつけください。

さて、私は長期投資家として米国株を中心とした資産運用の始め方を教えているのですが、初心者の方には基本、保守的な銘柄選びから始めることを勧めています。

投資で勝つためには、
「稼ぎたい」
「損はしたくない」
こういった本能から来る感情に流されず、勝つためにやるべきことをやる必要があります。

そのためには、繰り返し繰り返し、ルールに則ったトレーニングが必要です。

よく質問で、
「どのくらいの期間、株を持っていたらいいんですか?」
と聞かれることがあります。

これに対する私の答えは、
「自分で決めたルールを守れるようになるまで」
です。

もちろん感覚的なものではありません。

保有する銘柄の記録や情報を取りつつ、“勝ち負け”はもちろんですが、“自分のルール通りトレーリングストップを設定したり、分散投資の配分が偏っていないか”を記録します。

そして、決めた基準をクリアしているかどうかを確認し、クリアしているようなら保守的な銘柄を保有しながら、次の積極的な銘柄選びへと進みます。

繰り返しになりますが、“勝ち負け”よりも大事なことがあり、それは“自分のルールが守れているか”です。

大抵の人は利益が出てくると、
「もっと増えていくんじゃないか」
と、自分が決めたルール以上の銘柄の偏りが顕著になったりします。

簡単に言うと、調子に乗ってしまうのです。

でも、自分が決めたことを守れないうちに、リスク幅が大きくなる積極的な銘柄選びや買い増しをしても、上手くはいかないでしょう。

保守的な銘柄である程度の含み益が出てくると、
「積極的な銘柄をあと〇〇株買っていたら、今頃◯◯万円くらい稼げていたんじゃないかな・・・」
なんて思ってしまうのです。

そんな人ほど、保守的な銘柄で地盤を固めて、しっかり自分の資産管理ができるようになる必要があります。

因みに、長期投資の期間は銘柄によって違います。

1年程度の銘柄もあれば、数年間保有の銘柄もあります。

しかし、何度も言いますが大事なことは期間ではなく、“自分が決めたルールを守れるか”です。

このことを忘れないで、資産運用をしていきましょう。

もし、今まで記録を付けてなかったら、今日から早速記録してください。

投資だけでなく、日常生活でもルール作りは可能です。

例えば…、
・赤信号は絶対に渡らない。
・帰宅したら靴を揃える。

といった些細なことでも、自分の行動は管理できるのです。

そして、必ずチェックします。

ですが、当たり前のことを当たり前として徹底できる人は、それほど多くはありません。

貴方も些細なことだと決めつけず、自分が決めたことを実行できる人になってください。

投資に限らず、色々なことが上手くいくはずです^^

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