ゲームとポスプロの蜜月Daydream
初代ゼルダの伝説で、能面のごとくポーカーフェイスの主人公キャラに感情移入することなく、“無”の心でザクザクと敵を刺していたのは太古の昔の話。
あれはあれでシンプルに楽しかったですが、
たまーに「ミンナニハナイショダヨ」と敵から貰える大金という名の優しさは、それはそれはビッグサプライズでしたが、
それでも無機質にただ目の前の障害に立ち向かう、それがゲームでしたし、マリオなんかが火の海に落ちようが岩石につぶされようが、心を痛めたりはしませんでした。
今ではゲームに登場するキャクターにそれぞれボイスが付くことが多くなり、それぞれのキャラ、そしてストーリー自体に深みがあり、操作するこちらも一喜一憂、心を動かされることさえあります。
そもそもゲーム内のストーリーパートは秀逸で、ドラクエ8などはティロティロという効果音とともに字幕を目で追っていた部分がフルボイスになってリニューアルされ、イベントシーンをより楽しめるようになりました。
今後ももしかしたらこのように、過去作品がボイスを追加してリニューアルされることがあるかもしれません。新作も、アニメから派生する本格的なアフレコを要するものや、選択肢によってセリフが変わるため何パターンも収録するような、膨大な音声データを管理する必要がある作品もあることでしょう。
そうなると、アフレコ収録が可能なブースを2つ持ち(ナレーションブースもさらに2つ)、吹き替えやアニメ作品のアフレコに従事しているポスプロ・サルミックスとゲーム作品が繋がる未来も見えてきます。
ゲームの歩みが変わることにより、大きく関わることは無いと思われた業界との接点が生まれることは喜ばしいことです。是非とも互いによい未来がひらけますように!
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