★生きているだけでいいんだよ★
私の母は
運命は決まっていると
考えていた人で
若いころの私は
母が
どのような想いで
その様な思想だったのか
分からず
いつも
否定し
反発していたの
人生は努力で
どうにでも
できるもので
人生が整っていない人は
努力が足りないだけだと
思っていたから・・・
年を重ね
母と同じ遺伝子の私は
何となく
母の思いに重なる思考が
育まれているのか
母の思いが今になって
何となくだけれど
わかるような
気がしているの
母は
ネガティブな意味ではなく
本質的には
その逆で
言葉では上手に
表現できないのだけれど
自分の努力で
人生を創造してゆけると
思い込んでいると
思い描いた通りに
ならなかった時
人生すべてが
自己責任的な思いを巡らせ
自分を責めたり
時には
努力を重ねて
頑張っているのに
辛い人生を
生きている人などに対して
思いやりのない
瞳を向けたり・・・
良い意味で
心の拠り所となる
考え方を
用意して
いたんじゃないのかなって・・・
どんなに努力をし
才能や能力があっても
すべての人が
思い描くものを
手にできるとは限らず
生きていると
自分以外の事でも
人生が大きく
方向を変えなくてはならない事も
あったり・・・
あらかじめ
すべての答えは
決まっていると思う事で
あとは
そこにたどり着くまで
自分なりに
できる事をやりきる事が
できたならば
あとは
天にお任せするしかないと
心の執着を
手放せると思うの
そして
未来がもしも
決まっていたとしても
知ることができなければ
決まっているか
どうかなど
分からないのだから
自分にとって
望ましいと思う方を
その時々
臨機応変に
信じたいように
信じても
よいんじゃないかなって
思うの
運命は
決まっているという思想は
決して
何もせずにいても
よいという事ではなく
自分の力で
変えられる事は
変えられるのだから
努力自体には
当然
意味はあるし
思い描いた形に
ならなかったとしても
そこに向けて
考え
行動した事で
気づけたこと
学べたことなど
予定外の実りあるものを
受け取れたりもするから
努力を重ねても
答えは決まっているから
何をしても同じとは
ならないとは
思うの
運命が決まっていたならば
なぜ？
自分は
この人生を
生きているのだろうって
人生の真理と向き合って
困難を
ただの不運や絶望ではなく
理解を深めながら
人生を
豊かなものにされている方も
いると思うの
運命論は
自分にも他者にも
思いやりと
気楽さを生み出す
ひとつの
素敵なフレーズくらいに
心の中に
納めておいても
よいかなって
私は感じているの
昔から
泣いて暮らすも一生
笑って暮らすも一生
という言葉があるけれど
泣いて暮らしても
笑って暮らしても
人生には限りがあって
人間の一生には変わりはない
それならば
笑って過ごしたほうが
豊かに過ごせるのでは
と
思わせてくれる言葉だと
思うの
少しお話は違うのだけれど
少し前に
ロシアが北海道を・・・というニュースが
日々流れていた時期に
私は北海道に暮らしている事と
元々想像力があった事で
毎日・毎日
不安と恐怖でいっぱいになって
起こってもいない事を
あれこれと
想定し過ごしていたの
そんな時間を過ごしていると
私の心身にも
大きく影響が広がって
体調が整わず
病院に通うようになったの
なにげなく
内科の病院の先生が
私に
私だって
あなたのように
考え深くなれば
怖くて眠れなくなって
ここには来ていないよ
未来が
どうなるのかは
わからないけど
未来って
もう決まっているんだと
思うんだよね
ここで悩んでも
何をしようとも・・・
だったら私は
いつも通り
大事な人たちと
特別
何があるわけでもない
平凡な毎日を
送ろうと思うんだよね
私が悩んだところで
なるようにしかならないから・・・
と伝えてくれたの
その言葉で
私の心身のコンディションは
すぐに癒され
薬以上の効果を
与えてくれたの
人生は
自分で切り開き
自分の力で
どうにでも
変えられるという思考は
前向きで
生きる力を与えてくれる
素晴らしい
思いだと思うのだけれど
人それぞれに
心の栄養となる
言葉や考え方もあると
私は感じているの
この世界は二極化だから
すべての事に
真逆の思想や思考があっても
よいのかなって
思っているの
いつも
人にも
自分にも
優しい人でいたいな
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