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日本の教育に対するひとりごと

皆さん、「教育」について考えたことはありますか?

私は、大学でこの分野の講義を受けるまで考えたことがありませんでした。

考えたことがあるにしても、自分が将来親になったら~とか、バイトの塾講師をする際に何か役に立つ教育指針とかないかなあ~という程度でした。

今日お話ししたいのは、社会と教育の関係についてと、それを介した日本の同調圧力の原因についてです。少し堅苦しい話になってしまうのですが、わかりやすく書きますので、読んでくださればとても喜びます!

教育の影響

まず一つ重要なことがあります。

私たちは教育という渦に巻き込まれており、抜け出すことができません。

私たちは生まれた時からすでに人間が、社会が決めた教育の渦の中にいます。例えば、靴を脱いだらそろえるなどというマナーをはじめ、言葉、義務教育の科目内容など、生きていくうえで身につけ、学んでいく「教育」というシステムは人間がつくったものです。だから、私たちは当然それが正しいと思いますし、違うと考えたとしても、そもそも教育の渦に入り込んでいる以上、それはこれまで受けてきた「教育」の範疇に過ぎないのです。

これを踏まえると。教育がいかに人々に影響を与えるかが理解できます。教育によって私たちの行動や思考は変わるのですから。

教育は資本主義社会の形成に必要だった

義務教育がいつ生まれたのかと考えると、それはちょうど西洋からたくさんの文化や知識が流れ込み、日本が近代化しようとしているころでした。

なぜその頃、それまで、武士の家に生まれた子どもや、地位の高い家柄の子どもしかしなかった勉強というものを義務教育として、全国の子どもたちにうけさせようとしたかというと、資本主義社会の成立に必要だったからです。

明治初期、日本は西洋のごとく発展すべく、家柄や属性に関わらず、優れた者が出世できるような社会へと移り変わっているころでした。いわゆる資本主義社会です。

資本主義社会では「自由」な「個人」が重要視されていました。このような国民主体の社会である以上、国民に対する国からの要請も多様化します。たとえば税金が一つの例として挙げられます。そしてこれらを教えるべく、義務教育が必要となってきたのでした。もちろんほかの経緯もあると思いますが。

同調性を求める日本の教育

このように、社会を成立させるために生み出された義務教育では、異様に同調性が求められました。

皆さんにも経験があると思います。

しかし、このような教育はアイデンティティ形成の妨げになると私は考えます。同調していても何も生み出せないし、それにより殺される意見があると思うからです。

日本の教育は前述の通り、強い影響を私たちに与えるにも関わらず、アイデンティティ形成を妨げます。この原因は教育にあり、その教育の原点は資本主義社会形成であったというお話でした。



へえ~と思ったので書かせていただいたのですがいかがだったでしょうか。

少しでもいいなとおもったら💛を押していただけると私のモチベーションになります。よろしくお願いします。ここまでよんでいただきありがとうございました!!

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