マガジンのカバー画像

無料noteまとめ

154
無料で公開しているnoteをマガジンにまとめました。有料のnoteは単品販売していますが、メンバーシップに入ると過去のnoteも含めて月額料金で読めるので、そちらもぜひ
運営しているクリエイター

#眠れない夜に

【短編小説】きつねうどん

「ねえ!これが乗ってるおうどんってきつねうどんっていうんでしょ!!」 小さなきつねは自分…

京サリ
9日前
7

【短編小説】苺のパフェ

自分へのご褒美が欲しかった。 祝日が1日もない6月を休まずここまで乗り越えたのだから褒めら…

京サリ
2年前
26

【短編小説】泡沫の希望

目が覚めると、水の中にいた。 体は重く、息は苦しく、けれども身動きが取れないわけでもない…

京サリ
1年前
6

【短編小説】来ない誕生日

明日は誕生日。 ケーキとココアを用意して誕生日を迎える準備をした。 キャンドルに火を灯し…

京サリ
1年前
20

【短編小説】走れたい焼きさん

あっつ!! たい焼きさんは鉄板から飛び出した。 ぱちぱちとした音の中でたい焼きさんは生ま…

京サリ
1年前
5

【短編小説】人類うさぎ化計画

食ってみな!跳ぶぞ! そう言って食ったものは皆跳んでいった。 月まで。 そしてそこでは永…

京サリ
1年前
11

【短編小説】サンタクロースアンチ

僕はサンタクロースのアンチだ。 太郎くんがサンタクロースにお願いしてからうちに憎たらしい猫が来た。 暖炉にかけられた靴下に入っていた猫は可愛く鳴いた。 いや、可愛くもない。 ふざけるな。 だからぼくは靴下を食べることにした。 今年こそは猫が来ないように。 胃袋の中に靴下を隠した。 そして猫は完璧に僕の代わりになった。 僕がサンタクロースのアンチをしたから、奴はここまで計算してたんだ。 やっぱり僕はサンタクロースのアンチだ。

【短編小説】申し訳ございます

その女は反抗的な目をしていた。 クレームを入れた男性に対し、丁寧に腰を折りながら、誰もが…

京サリ
1年前
3

【短編小説】すっとこどっこい

すっとこどっこい すっとこどっこい 求愛のダンス すっとこどっこい すっとこどっこい 失…

京サリ
1年前
4

【短編作品】サンタさんチャレンジ

今年我が家にサンタは… 来ませんでした! 毎日投稿をやめてしまったので良い子査定から外れ…

京サリ
1年前
4

たまにあるよね

自分が信じられなくなること 無理しないでね

京サリ
1年前
3

【短編小説】涙の日のクッキー

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

京サリ
2年前
6

【短編小説】この星を持つじゃないですか

この星に紐を括って持つじゃないですか そしたらそのまま ビューン! ひよこはそのまま流れ…

京サリ
1年前
8

【短編小説】ハートのシャボン玉

ある晴れた昼。 うさぎは公園でシャボン玉を作っていた。 何度息を吹き込んでもうまく行かず、すぐに割れてしまう。 昼からはじめて気がつくと夜になっていた。 しかしうさぎは諦めずに膨らませ続けた。 月明かりに照らされた虹色の幕は、真円を通り越して大きなハートを形成した。 初めてできた喜びとあまりの可愛さにうさぎの目の中でそれは美しいプリズムに映っていた。 ハグがしたい。 小さな足にめいいっぱい力を入れてジャンプし、ハートに飛びついた。 しかし美しいものというのは