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待機児童ゼロのからくり【保育園・学童】

旦那が学童で働いているのでこれからはそのへんのことも書いていきたいと思います。

今回はここ数年から毎年話題になる保育園・学童の待機児童問題。

まず待機児童について、AIに定義してもらいました。

【待機児童】


待機児童とは、まだ幼稚園や保育園に入る前の子供たちのことです。例え話で説明すると、学校に入るのを待っている列に並んでいる子供たちのようなものです。幼稚園や保育園に通いたくても、現在の施設に入れる場所がなくて待っている状態です。例えば、ある市の幼稚園には100人しか入れないとして、待機児童はその100人に入れる場所がなくて、次に入るのを待っている子供たちです。

AIすごいな、と思ったのが最後の例のところです。「ある市の幼稚園には」というところが今回のミソです。

時折ニュースで「〇〇市が待機児童ゼロを達成!」という言葉を見聞きします。
かくいう我が街も待機児童ゼロを謳っています。
でも実はこの「ゼロ」にカラクリがあるんです。

【保育園の場合】

自治体によって多少手続きに差があるかもしれませんが、私の自治体では希望園を3箇所かいて提出します。

希望通りの園にめでたく入れたらもちろん待機児童ではないですよね。

でも第3希望まで落ちても待機児童としてカウントされない場合があるんです。

それは…

他の園に空きがあって、そこへの入所を断った時。

実際にあった例だと
希望する園は3つとも落ちたのですが、役所から〇〇園なら空きがありますが…と連絡があったそうです。
でもその園は市の反対側。
物理的に仕事に間に合うように送迎することは出来ない。
なので断ったそうです。

この場合、待機児童には該当しないんです。

【学童の場合】

学童の場合も同じです。
学童って校区ごとにいくつかありますよね。
通わせるのはもちろんその校区にある学童から選ぶのですが、特段法令で定められているわけでもないので、他の校区の学童に空きがある場合、待機児童とはならないのです。

学童を利用する子は低学年が多いし、違う校区まで行くのは難しいですよね。

学童によっては学校までお迎えしてくれるところもあって、そういったところでは違う校区に通う形でもいいと思う方もいると思いますが、一つ学童の支援員をしている旦那から聞いた話をしますので少し考えてみてください。

別の自治体でお迎えをしている学童があったのですが、学校を一校ずつ回るので、迎えて学童に着く頃には帰る時間になることもあるらしく…その話を聞いて
「親はそのことを知ってるか知らないかわからないけど、子供が可哀相。学童行かせてる意味って何?」
と感じたらしいです。

子供は一人で学童のお迎えが来るまで何時間も待ち、学童へ着いた頃には帰宅時間。想像すると、ちょっと寂しいな、と私は思います。

ということで、「入れなかったのに待機児童ゼロって何やねん」とおもったら、このようなカラクリがあることを思い出してくださいませ。

次は旦那から聞いた話で、夏休みなどの長期休み時における学童の一時利用が難しい理由を書いてみようかなと思いますので「スキ」さて応援しただけると嬉しいです。

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