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私がS1グランプリをやり続ける理由

はじめに:自己紹介

S1グランプリの代表を務めております、
セールスギルド株式会社古瀬貴大(ふるせたかひろ)と申します。
1社目に法人営業7年、その後転職で事業開発3年(生産管理、IS改善、CS立ち上げ)などに従事した後に営業フリーランスで独立、その後、法人化。

営業という仕事が大好きで、
法人向けの営業支援(営業の立ち上げ支援や営業代行など)を本業に、
その他の活動として営業コミュニティ「セールスギルド」の運営と
日本最大級の営業の大会「S1グランプリ」の運営をしております。

S1グランプリとは?


今年のS1グランプリは11/1(金)18時半~、11/2(土)13時~、2日開催です。
お申し込みは
こちら。※見逃し配信(アーカイブ動画)は11月末まで予定。

S1グランプリは、すべての営業パーソンが目指す頂点の舞台です。高校野球の「甲子園」や、お笑いの「M-1グランプリ」のように、営業の世界でナンバーワンを目指す場として、毎年多くの挑戦者が集う大会です。現在、視聴申込者は約3,000名ですが、将来的には何万人ものエントリーと視聴者を集める大会にしたいと考えています。

この大会の意義は、ただ競い合うだけではありません。営業という仕事の本質を再発見し、その魅力や誇りを多くの人に伝えることにあります。私は、この大会の代表として、「営業の本当の価値を社会に広めたい」という強い想いで取り組んでいます。営業という仕事が、単なる「売る」ための手段ではなく、人に寄り添い、課題を解決する力を持っていることを伝えたい—そうした思いが、S1グランプリには詰まっています。

S1グランプリとの出会いと、代表を引き継ぐまでの道のり

私がS1グランプリと初めて出会ったのは、2019年の7月頃、第2回大会開催後のことでした。営業フリーランスとして独立したばかりで、新たなキャリアをスタートさせた私にとって、S1グランプリは衝撃的な存在でした。営業という仕事を「もっと誇りあるものにしたい」「営業のイメージを変えたい」というビジョンを掲げたこの大会は、私の中に眠っていた「営業への情熱」を呼び覚ましたのです。

S1グランプリの前代表である釣田さんは、何度も私に足を運んでくれました。「営業という仕事の価値を、もっと広めたいんです」という彼の言葉には、強い情熱と覚悟が込められていました。私自身も、営業の仕事には誇りを持っていましたが、釣田さんと出会い、S1グランプリのビジョンを共有いただく中で、「営業の価値を多くの人に伝え、自分もこの場に貢献したい」と強く思うようになりました。(実は最初は挑戦者として登壇を打診されておりましたw)

そして、初めてS1グランプリを知ってから約2か月後の第3回大会では、サポート役として会場での椅子出しや受付を担当しました。観客としてではなく、運営側の一員として大会に関わる中で、熱心に話を聞く参加者たちの姿、そして全力でプレゼンをする出場者たちの姿に触れ、私の心はますます動かされました。営業という仕事に誇りを持ち、挑戦する人々がこんなにも集まっている!その一体感と熱気は、私の胸に深く刻まれました。

大会が終わり、会場からの帰り道、夜の大崎の街を釣田さんと歩きながら、彼は私に「幹部になってほしい」と言ってくれました。あの時の私は、喜びとともに「自分にできることがもっとあるはずだ」と前向きな気持ちを持って、そのオファーをすぐに受け入れました。そこからの半年間、私はS1グランプリ運営の一員として、営業の価値を広めるために、できる限りの主体的にS1グランプリの準備を続けてきました。

法人化の準備と代表引き継ぎへの決断

そして迎えた2020年5月、世界中にコロナが広がり、S1グランプリも急遽オンライン開催に切り替えることになりました。当初は500名規模のリアルイベントを予定していましたが、すべての準備を白紙に戻し、オンラインでの開催を決断しました。Zoomや配信技術に不慣れな私は、手探りで学びながら準備を進めました。最初は不安も多かったものの、実際にオンライン大会を終えてみると、視聴者は予想を超えた900名に達し、これまで以上に多くの人に営業の魅力を届けることができました。

そしてオンライン大会が無事に閉幕し、安堵したのも束の間、釣田さんから「代表を引き継いでほしい」と告げられた瞬間、私は驚きを隠せませんでした。ちょうど7月に自分の会社の法人化準備を進めていた最中だったこともあり、まさにそのタイミングでの代表引き継ぎは、まったく予想していなかった出来事だったのです。自分の事業を立ち上げながら、S1グランプリの代表としての役割を全うできるのかという不安が押し寄せました。

また、もともと長く大会を支えてきた他の幹部の方々がいる中で、後から関わり始めた自分が代表を務めることに対する葛藤もありました。「自分がこの立場にふさわしいのか?」と自問自答を繰り返す日々でした。しかし、その一方で、「このままでは大会がなくなってしまうかもしれない」という危機感と、S1グランプリが営業の未来に与える影響への期待が私を突き動かしました。

「誰かが引き継がなければ、この素晴らしい場が消えてしまう」。その使命感にも似た想いが、私の背中を強く押してくれたのです。釣田さんからの信頼を受け取った私は、自分自身の使命感と共に、代表を引き受ける決意を固めました。

営業の価値を広めたい理由

営業という仕事は、私自身のキャリアを支えてきた存在であり、誇りを持って取り組んできた職種です。しかし、多くの人と話していると、営業に対するネガティブなイメージが根強いことに気づかされます。特に学生や若い世代の人から、「営業だけはやりたくない」という声をよく耳にします。彼らにとって、営業は「ノルマに追われ、断られ続ける辛い仕事」というイメージが強いのです。

そのイメージを痛感したのが、私自身が受けた電話営業や商談の場面です。ある日、電話での営業を受けた際、相手は自分の話したいことだけを一方的に話し続け、私の状況やニーズにはまったく関心を示しませんでした。商談の場でも、提案相手である私の話を掘り下げることなく、ただ自社の商品説明を繰り返すだけの場面に直面しました。その瞬間、日本の営業スキルやスタンスに対して絶望を感じました。

しかし、それは営業パーソン個人の問題ではなく、「そういう営業が正しい」とする会社のスタンスや、教育が行き届いていないことに問題があると感じました。だからこそ、S1グランプリを通じて、もっとお客様に寄り添い、価値を提供できる営業のあり方を広めていきたいと強く思うようになったのです。

また、営業相談を受けた際に、自分の営業のスタンスやS1グランプリで得た考え方を伝えることで、相談者が新たな気づきを得て感謝されることがあります。「自社内だけでは見えなかったことが見えた」という声をいただくたびに、営業という仕事の素晴らしさを再確認し、より多くの人にその価値を伝えたいと強く感じています。

顧客志向とオリジナリティの重要性

S1グランプリの審査基準である「顧客志向」「オリジナリティ」は、私が営業という仕事において最も重視している「顧客志向」と、イベントを通じて参加者の皆さんに楽しみながら気付きや学びを得てほしいという想いから大切にしている「オリジナリティ」を組み合わせたものです。

顧客志向

顧客志向とは、お客様に寄り添い、真に求められる価値を提供する姿勢です。トップセールスは、ただ商品を売るのではなく、お客様の課題を理解し、それを解決するための提案を行います。私自身も、営業の相談を受ける際は、「この1時間で何かを得てほしい」という想いで向き合います。お客様の話を丁寧に聞き、背景や意図を深く理解することで、最適なアドバイスを提供することを心がけています。この顧客志向の姿勢を、S1グランプリを通じて広めたいと考えています。

オリジナリティ

オリジナリティは、エンターテインメント性を重視した基準です。営業の本質は行動量とその質にありますが、それだけでは視聴者にとって単調に感じられてしまうこともあります。S1グランプリでは、挑戦者が自らのノウハウやスタンスを披露し、観客が楽しみながら学べるように工夫しています。過去の大会では、例えば、顧客のために自社のサービスの枠を超えてアドバイスをしたり、他社を紹介するなど、全力で相手の役に立とうとする営業パーソンの姿に本当に感動しました。トップセールスが実践する、オリジナリティあふれる営業活動や創意工夫を知っていただくことで、楽しみながら新たな気付きが得られると確信しています。

こうした姿勢こそ、営業の価値を最大限に引き出すものだと信じています。視聴者の皆さんにも、そんな姿勢から学び、自分の営業スタイルに取り入れてほしいと願っています。

S1グランプリを共に広げていこう

S1グランプリは、私一人で成し遂げられるものではありません。これまで大会に関わってくださった多くの方々、応援してくださる皆さんの力があってこそ、ここまで成長できたのです。これからもS1グランプリを通じて、営業という仕事の本当の魅力をもっと多くの人に届けていきたいと考えています。

私たちが目指すのは、単なる営業の大会ではなく、営業という仕事の価値を再認識し、社会全体に良い影響を与えるプラットフォームとなることです。この大会を通じて、「営業って実は面白いんだ」「営業で自己実現ができるんだ」と感じてもらえる方が増えれば、それが私にとって最大の喜びです。

そして、そんな想いに共感してくださる方には、ぜひ一緒にS1グランプリを盛り上げ、広めていってほしいと思います。SNSでのシェアや、知人への紹介など、小さな行動でも構いません。この大会の輪を、皆さんと一緒に広げていきたいと願っています。

今年のS1グランプリは11/1(金)18時半~、11/2(土)13時~、2日開催です。
お申し込みは
こちら。※見逃し配信(アーカイブ動画)は11月末まで予定。

11/1(金)、今年もパブリックビューイングやります!
審査員の方や過去挑戦者、スペシャルゲストもいらっしゃいます!

昨年のS1グランプリアーカイブ動画をYouTubeにアップしました。
是非こちらもご覧くださいませ。高評価、チャンネル登録お願いします!


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