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【オウンドメディア記事リレー企画】高校生で妊娠、出産。ワーママのリアルな現実と将来描くビジョンとは。

本日より、株式会社WonderSpace様、株式会社ワールドスタッフィング共催のもと「#ワーママの挑戦と私が描く未来地図」をテーマに、各社オウンドメディアを通して記事をリレー形式で繋ぐ企画を開催いたします。

トップバッターということで緊張しておりますが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


弊社インサイドセールスチームはママさんメンバーが多く在籍しており、子育てをしながらでも働けるよう、「リモートワーク」という形で仕事をしています。

今後よりママさんが働きやすい組織を目指すためには、我々が現状を把握して課題を見つけ出し、サポートすることが必要です。

そこで今回はメンバーを代表して弊社インサイドセールスチームの佐藤さんにインタビューさせていただき、ママさんのリアルな声を聞いてきました。

出産前後の心境や思い描くキャリアプラン、仕事と育児の両立について詳しく話を聞いてきましたので、ぜひ最後まで読んで感想をシェアしていただけると嬉しいです。

【佐藤さんのプロフィール】
高校生で妊娠、出産を経験。出産後は学校に通いながら子育てを続け、高校卒業後は仕事をしながらシングルマザーとして家庭を支え続けた。



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1. まずはお子さんを産んだあとの生活についてお話を聞かせていただけますか?

佐藤:子供を産んだのが早かったのもあるんですけど、正社員での就職も進学するという道も両方選ばず、パートという道を選んだんですよね。

もしやりたいことがあれば進学したかもしれないですけど、「どうしてもやりたい!」と思うことがその時期なかったので、今後やりたいことがあれば後に進学すればいいやという考えで進学は辞めました。

就職についても、子供が小さいうちは正社員の働き方は厳しいと思っていて。もちろん収入面としては正社員のほうが安定すると思うんですけど、子供と一緒にいる時間や融通が利くことを考えたら別の働き方がいいかなと考えてパートの道を選びました。

娘を産んでからは、子供を第一にライフスタイルを築けたらいいなと思うようになりましたね。

―お子様を第一に最善の選択を考えてパートという道を選ばれたんですね。実際にパートをされてからは子育てとの両立は大変でしたか?

佐藤:当時は高校生だったので、卒業して一年間くらいは実家にいたんですよ。娘が2歳くらいまでは実家にお世話になっていて。私が学校や仕事に行ってる間は母親に頼んで子守をしてもらいました。

生まれてすぐの子供を仕事をしながら看るのは絶対に出来なかったので…。子育ての面で助けてもらったことは今でも感謝しています。

―仕事をしながら子育てをするのは大変ですよね。

佐藤:そうですね。ほんとに大変です。それから娘が2歳くらいになったタイミングで娘と二人暮らしをスタートさせました。実家にいた頃とは違って、2人暮らしになってからは今まで払ってこなかった家賃や光熱費も自分で払わなきゃいけなくなるので、自分でやるのは本当に大変なんだって改めて実感しましたね。

娘を保育園に預けるようになってからは、仕事と保育園の行き来で全く時間が取れない日々が続いて疲労困憊でした。

―よく保育園に入れるのも大変って話を聞くんですけど、当時は園を探すのに時間はかかりました?

佐藤:待機児童の多い地域に住んでいたので中々入れなかったっていうのと、私が引っ越したタイミングが9月、10月頃だったので空きがないシーズンだったんですよね。

―時期によって入りにくいタイミングがあるんですね!

佐藤:そうなんですよ。3月、4月頃だと退園児がいるのでその時期が一番入りやすいんですよね。空きがなくて大変だったんですけど、私の場合はシングルマザーだったので主婦さんや共働きのママさんよりも優先順位が上がってなんとか入れました。

―保育園に入れるまでは結構時間がかかったんですか?

佐藤:園に入れるまでも時間がかかりましたし、家の近くが空いていなかったので電車とバスの両方を使わないといけないくらいの距離でした。

―お子さんが熱出た時もすぐ迎えに行かなきゃいけないと思うんですけど、そういう時も距離が遠いと大変ですよね。

佐藤:そうですね。なので、私の場合は保育園の近くで仕事を探しました。

―なるほど!家の近くではなく、保育園に合わせて近い職場を探していたというわけですか。ほんとにお子様を第一に考えてるんですね

佐藤:何かあったらすぐ迎えに行ける距離がいいなと思っていたので…。当時は保育園の近くのスーパーで働いていたんですけど、毎日決められたシフトで皆さん働いているので、急な子供の体調で仕事を休むとなると結構大変で。

自分で連絡して代わってくれる人を探さなきゃいけないので、そこが苦労しましたね。お願いする度に申し訳ないなって気持ちでした。


2.出産前の働き方のイメージと出産後の働き方にギャップはありましたか?

佐藤:子供を産む前は「普通の生活ができればいいな」くらいに思っていたんですけど、いざ娘と2人で暮らしてからは全然余裕もないし、平日は毎日仕事だったので、帰ってきたらご飯を食べさせてお風呂に入れて寝るみたいな感じの生活で。自分の時間は全く取れなかったですね。

それと、娘の卒園の少し前に地元に戻ろうと思って引っ越しをした時期があったんですけど、卒園までの2、3か月は地元から保育園まで通うという過酷なことをしていて…(笑)

―距離的にはどれくらいあったんですか?

佐藤:1時間弱くらいですかね。ちょうど満員電車の時間帯で娘を抱っこして電車に乗らないといけなかったので、それがとにかく辛かったですね。

―それは確かに辛いですよね。毎日慌ただしい生活を送っていると、仕事を休みたいと思う時もあるんじゃないですか?

佐藤:もちろん休みたいと思った時は何度もありました。でも自分が休むことで他の人に迷惑がかかってしまうので、当時は休まないように頑張ってましたね。


3.弊社に入社してからはどんなところに働きやすさを感じていますか?

佐藤:リモートでお仕事出来るので、朝の準備に時間がかからないと言うのは大きいですね。子供の面倒も看れるので本当に助かってます。

―準備も含めると出社までの時間だけで結構かかりますもんね。

佐藤:前職の仕事が出社だったので、娘を送ったタイミングで自分も家を出なきゃいけないという慌ただしい生活がなくなったのがすごく大きいです。

―心にも余裕が持てますよね。

佐藤:そうですね。あと休みの融通が利くじゃないですか。子供が熱を出して当日急に休むことになっても、ディレクターに連絡をしてslackで休みの連絡をすればいいのでありがたいです。これまで色んな職場で働いてきて、ここまで休みが取りやすい会社ってなかったんですよね。

―先ほどのお話のなかでも休みを取る時は代わりに働ける人を探すって話もしてましたもんね。

佐藤:接客系の仕事はどうしても代わりを探さなきゃいけないとか、以前勤めていたコールセンターは「休んでもいいけど他の日に振り替えて」と言われてたんですよね。

結構それも自分の負担になってたり、子供のイベントで休まなきゃいけない時もあったので。出勤日数が酷いと時給マイナスいくらみたいなペナルティとかもあって…。コールセンターも人数が決まっているので結構厳しかったんですよね。

その点においてインサイドセールスチームでは代わりに人を探したり、振替出勤の日を決めなくていいのはありがたいです。


4.ママさんが働きやすい制度や、こういう制度があったらいいなと思うものはありますか?

佐藤:家でずっと仕事をしていると疲れてしまうので、カフェ代が出てくれたら嬉しいなと思いますね。子供が小さいうちは難しいですけど、大きくなったら多少時間の融通が利くようになるので…。

他のメンバーともコミュニケーションが取れるよう、数か月に一度出社日を作ってくれる時もありますが、気分を変えてカフェやコワーキングスペースで仕事ができたらメリハリもつきやすいと思います。

―カフェ代の支給は私も個人的にほしい制度です!(笑)最近はカフェもWi-Fiの設備が整っていたり、仕事しやすくなりましたもんね。他には何かありますか?

佐藤:前職のコールセンターでは病児保育を月に数回取得できるという制度があって。子供が熱を出したときに月に2回くらいまでは補償してくれたんですよね。そこでお休みを補ってねという意味で就業規則にはシビアだったのかなと思っているんですけど…。

―それはあるかもしれないですね。お子さんの体調不良は致し方無いところがありますが、ママさんたちはその度に仕事を早退したり、休まなきゃいけないですもんね。そう言われると、病児保育の補償は必要な気がします。
 
あと最近は「パパ育休」も制度として取り入れる企業が増えてきているので、負担がかかるのは女性だけじゃなくて、パートナーの方も育児できる環境が作れるといいですよね。


5. 最後に今後あみさんが描く夢やキャリアを聞かせてください

佐藤:いま明確に「何かをしたい!」というのは正直なくて。子供を産む前は将来こういう風になりたいなというのはあったんですけど、いざ産んでみると現実的に考えるようになりました。

元々はスタイリストになりたいという夢があって美容師の資格が欲しかったんですけど、スタイリストのお給料は安いので子供を養うには絶対に成り立たないと思うようになって…。子供のことを考えると、この仕事がやりたいと思わなくなっちゃったんですよね。

逆に今どうしたいかなと考えたときに、何かしら手に職をつける資格が欲しいなと思うようになって。それでいま勉強しようかなと考えてます。

―子育てをしているとあっという間に時間が過ぎて、いざ他の道に進もうとなると資格は大事になってきますよね。

佐藤:そうなんですよね。私はいま何も資格を持っていなくて、特に経験もあるわけではないので、資格はあった方がいいのかなと思ってます。

―次のキャリアに悩むママさんはきっとたくさんいらっしゃると思うんですけど、現実的に考えて資格を取るという選択肢は素晴らしいですね。

佐藤:資格を持っていたら強いかなというのはありますね。どうしても子供がいるというだけで、会社からしたらネックになる部分があるのかなと思っていて。面接でも「お子さんいるんですか?」と聞かれて『います』と答えると、「誰か近くに預かってくれる人いるの?」って絶対聞かれるんですよ。

そこで『いない』と答えた時に、会社を休まれたら困るという空気感を感じて…。結構そこがマイナス点になってるんだろうなと個人的には感じてましたね。

なので、その分何か補えるものが欲しいなというのはありました。資格を持っているだけでも他の人より強みとして出せるんじゃないかなって。

次は子供がたいぶ大きくなってきたので、出社もしていきたいなと思っています。

―良いですね。佐藤さんのおっしゃる通り、子育ての期間はリモートでお仕事をして、子供が大きくなってきたら出社を選べる形にしたり、ライフステージに合わせて働く環境を選べたらベストですよね。環境を改善していく余地はありそうです!

佐藤さん、インタビューのご協力ありがとうございました!!


おわりに

今回はママさんのリアルな声を聞きたい!ということで佐藤さんにインタビューさせていただきました。

ママになってからも、「自分にできること」を探して資格の取得に励む佐藤さんの姿勢は、世の女性にとっても勇気づけられるお話でしたね。

それぞれの夢やキャリアをサポートし、個人の成長が会社の成長に繋がるようにするためには企業側のバックアップが必要不可欠です。会社が提供する環境がワーママにとってより良い影響をもたらすことを祈って、これからもママさんの生の声をお届けしていきます!


リレー企画2日目は株式会社WonderSpace様にお繋ぎします!

部長ワーママとマネージャーワーママの対談記事で、育児と仕事の両立のリアルやワーママ支援制度を交えながらご紹介いただく予定ですので、皆さま公開をお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました。