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『今』に夢中になることで、将来の糧にもなり得る| 〜松山英樹29年間の貯金を取り崩してマスターズ初優勝〜

※4月に執筆したものの何となくお蔵に入れていた記事ですが、今の自分に響いたので公開します笑

■29年間の準備で勝ち取った、歴史的快挙。松山英樹マスターズ優勝!

こんにちは!
世界一周ゼミのファシリテーターを務めています、こーじです。

いやー、松山英樹すごかった!日本人、いやアジア人初のマスターズ優勝。
今日12日の明け方4時からテレビにピッタリ張り付いて見守ってました。

ちなみに、私は中学時代ゴルフ部でした。
自慢じゃないですが(自慢です)、出身のゴルフ部は公立中学のゴルフ部では日本一強いです。

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引用元:http://www.tako-town.ed.jp/tako-jhs/

松山、本当にすごかった。
No4かNo5で6−7mのパーパットを強めで入れた時は、1人で見てたのに、
「うぉー!!!まじか」と叫び、ガッツポーズを思わずしてしまった!

本当におめでとうございます。10年前の初出場から、アメリカのコースで戦っていくための肉体改造など地道に努力と準備で勝ち取った歴史的快挙です。

■「過去の貯金が、未来の糧になる」

さてさて、今日は「過去の貯金が、未来の糧になる」という話をしていきます。

というのも、松山は過去の貯金(準備)があったからこそ、今回の優勝があったからです。松山英樹、優勝とは言うものも、最終日のスコアだけ見れば「73」の「+1」。

実はこれ、今大会の最下位53位の選手の最終日のスコアと一緒です。
ましてや、最終9Hのスコアは、「39」の「+3」。

この点だけで見れば、とても良いスコアとは言えません。
本線に出場した参加者の中ではワーストレベルのスコアです。

では、なぜ今回の栄誉に至っているのでしょう?

それは、過去に誰にも負けない貯金(準備)をしていたからです。
それは最終日の後半にNo.15でまざまざと現れました。

と言うのも、そのホールでは視聴者想定外の池ポチャのミスをしました。
私は10年以上マスターズを見ていましたが「そんなところに池あったの???!!!」と驚いてしまいました。

要は、周りから見れば想定外のミスが起き視聴者はハラハラしてました。

それまで首位を独走していた松山でしたが、それを見た瞬間、視聴者は
「ちょっと優勝怪しくなってきたな。。。」と不安に駆られたと思います。

でも!それが松山にとっては、「想定『内』」だったんです!!!

松山に指南した大学時代の恩師によると、池ポチャしたことを想定して、
打ち直しする場所からの練習を練習ラウンドで行っていたそうです。

視聴者にとっての想定「外」は、松山にとっての想定「内」だったんです。

まとめると、未来のリスクに備えて過去に貯金をしていたんですね。
ほんとにすごい。

■1年前の夢への貯金が、鬱の自分を救った。

文章を書く際は「実体験を入れる」ことを大切にしているので、
私の実体験を清濁含めて綴ります。

以下の自信の過去記事にも書いたけど、
過去の貯金が今に役立っているんです。

簡単にダイジェストとして抜粋すると、
約1年前から「コロナが明けたら、世界一周に行きたい!」という好奇心から貯めていた貯金がありました。それが去年末に半ば致し方なく決意した正社員退職後に役立ったんです。

想定よりも1ヶ月以上早く退職したので、1ヶ月分以上のお給料分のお金を想定外に失いました。致し方なくと言うのは、実は鬱状態になってしまっていた背景があります。その時の現状を脱出するには、その時持っていたものを手放す必要に迫られたからです。今日はそれについては、多くを語りません。

「やばい。生きるのに必死なのに収入が。。。」と一瞬感じたことのない焦燥感に駆られました。

でも、焦燥感に駆られる中でもどこか余裕がありました。
それは「世界一周用のお金あるじゃん!!!」と自分のそれまでの糧に気付いていたから。

おかげさまで、あの鬱から半年以上から経ちましたが、今では当時より貯金は増えて心が安定しているし、何より「より精神的に豊かに」生きれている実感があります。

「毎日楽しい♡♡♡」とかではキャラ的にもないですが、
少なくとも「前よりはしんどくない」ことに気づきました。

その詳細については、以下のアーカイブにまとめました。

見出しの「■最近の日常『日常を旅みたいに彩りたい』」に詳細を書いてます。

要は、松山と同じように過去の貯金が将来に役立っているんです。

■やっと近況報告。新しい働き方に挑戦しちゃいます。

最後に近況報告します。
(近況報告までが長い笑)

今月20日から、新しい働き方に挑戦します。
挑戦とは言っても、「そうしたいからそうする」というあくまでも自発的なものです。どこかワクワク。

どんな挑戦かというと、
アルバイト+フリーランス のかけ合わせの働き方の実践です。


私は現在25歳。周りは正社員が多いです。
アルバイトをしている大学時代の友人なんて1割もいません。

なぜそうするのか。
それは、日本の大卒では当たり前とされていることが多い働き方の「セイシャイン(訳:正社員)」が今の私にとってマッチングしない働き方だからです。

背景として、私の人よりマイノリティな側面であるHSS型HSP気質があります。※病気ではない。あくまでも気質。

HSSとはHigh Sensation Seeking(刺激探求型)のことで、内向的で静かな生活を好む本来のHSPとは違い、どちらかというと外向的で好奇心が強いタイプを指します。つまり「HSS型HSP」とは、「非常に敏感なのに刺激を求めてしまう人」のことです。

©️『STUDY HACKER』https://studyhacker.net/high-sensation-seeking

要は、極度の「気にしい」なんです。
だから安定の代わりに、社内政治などや任された業務以外への従事義務に晒されるのは性に合わなく、いただけるメリットより不快感の方が強いんです。

人間関係を器用にこなすのは、私にとっては無理難題です。
例えるなら、皆さんが学生時代いくら勉強しても成果が出なかった科目です。頑張っても成果が出ない。そもそも頑張る気力すら湧かない。みたいなイメージです。

前職では、当時の所属長は「気にしなくていいことは気にしなくていい。本来の業務に集中して」と気遣って言ってくれましたが、私には無理でした。
(とはいえ、全くダメダメではなく自分なりの努力で40名の社員の中で社長賞などは獲得させてもらったヨ。)

気にしちゃうんです。感じとっちゃうんです。特にネガティブな雰囲気を。
だからドッと疲れちゃう。

だから正社員を手放す決断をしました。
(聞こえはいいが、当時は今書いているような思いを言語化できず、手放すしかなかった。仕方がなかったってやつだ。⦅エレン風⦆)

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©️『進撃の巨人』/諫山創

じゃあ、なぜフリーランスも?アルバイトだけでいいじゃん。
という反対意見も出てくるでしょう。

それは、HSP気質の「好奇心旺盛」があります。
参照にも書いてますが、HSS型HSPは「好奇心旺盛だけど、傷つきやすい」という矛盾こそが、その魅力なんです。(と思いたい。)

組織に囚われず、好奇心に嘘をつかない余白も残していたい。それが私の半年前の鬱体験からの一つの答えです。

ちなみに、アルバイトはコンビニや飲食店のよくあるアルバイトではありません。とある企業から内定をもらって、採用コラムと顧客成功事例コラムのライターを務めることになりました。

アルバイトとはいえど、インタビューやライティング、リライトまでの流れを月当たり7本は行うような比較的役割範囲がアルバイトを超えているものです。

ここでは、多くを語りませんが、面接時に過去の経験が活きました。
過去に、60分間のプレゼンの原稿(A4用紙10枚以上)を書いた経験が面接官の方に面白がられて、採用されたんです。

まさしく、過去の貯金を蓄えたからこその結果でした。

■「『今』に夢中になることで、将来の糧にもなり得る」

最後になりますが、最後にお伝えしたいのは、
『今』に夢中になることで、将来の糧にもなり得る」ということです。

松山は、29年間の準備を怠らない謙虚な生き様が今回の歴史的快挙を導きました。私も歴史的快挙。。。!と言いたいところですが、
自分史上では歴史的快挙です。

鬱を自覚した後、自分の本音に向き合うべく、ほぼ毎日日記を書きました。
そして正社員を辞めることを決意し、完全フリーランスも違う。と一つの最適仮説に辿り着きました。

実際はまだこれからなので、どうなるかはわかりません。
でも、心のどこかでワクワクしている自分もいます。

周りが誰もやってないことをやってみたい。ありのままに生きたい。という隠れた本音に向き合っているからです。

さあ、どうなるんでしょうか?

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ワクワクと不安が8:2で入り混じる夜に書くnoteでした。

■4月に書いた原稿に対する現在の自分(同年9月)からの所感
組織に囚われず、好奇心に嘘をつかない余白も残していたい。
→けっこう核心的なことを書いているな。会社員とフリーランスをやってますが、必ずしも5:5の比率でなくてもいいなと今だからこそ思います。
8:2=会社員:フリーランスくらいがちょうどいいかもです。完全フリーランスを経験したからこそ思うのは「組織を捨てる」≠「組織に囚われない」ですね。会社という組織に甘えられるところは甘えつつ、好奇心が溢れる余白は残すことが大事。去年の11月ぶりに会社員に戻ってますが、会社まじでありがたいです。案件は自分で取ってくる必要ないし、経理とかもやってくれる。自分のできないことをやってくれる。必要以上に勤務しないように、残業代分くらいの副収入はあってもいいかもね。

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