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強制力の助けを借りて、子供と向き合う時間が作れた話

「ねぇねぇおかぁちゃん。これさぁ…」
「それでね、保育園で…ねぇ、聞いてる?!」

子供は本当にたくさん話しかけてきてくれます。とても可愛らしい。しかし一方で思ってしまいます。「うーん、ちょっと今忙しいんだよね…後にしてくれないかな…」そして、その「後」は意外とやってこない。

こんにちは、営業おかぁちゃんです。
昔から子供と話すのはどちらかというと苦手な方でした。自分のペースを乱されているようでなんとも歯がゆい…そう思っていた私が、ささいなきっかけで子供と強制的に向き合えた。今日はそんなお話です。

【3行おまとめ】
・子供と片手間に話していることの多さに驚いた
・登園中は歩く以外やることがないので、質の良い会話が出来る
・子供と話すのが片手間になるなら、強制力に助けてもらう

■あれ、私、片手間に話してるな…?

家にいる時、子供がしきりに、全力で話しかけてきます。しかし私はというと…?

スマホ片手に返事をしている
料理をしながら返事をしている
下の子をあやしながら返事をしている

こんな状態だよな、と気が付きました。勿論息子はそんな返事で満足するはずなく「ねぇねぇねぇねぇ!」と話はつきません。

勿論、ストレスの解消や生活を回しながら生きていかないといけないので、100%の時間を子供と向き合うことは出来ません。

しかし、子供はこちらを向いているのに、私の気は明後日の方向を向いている。これは少し、いやかなり、よくないことだよな…?と改めて思います。

■雨の日の登園中の出来事

我が家から保育園は子供の足で歩くと20〜25分。車は乗らないので雨の日は歩いていく必要があります。

うーん、歩くの遅いなぁ…と思いながら送迎をしていたのですが、そんなある日、息子との会話がめちゃくちゃ弾んでいることに気が付きました。

大雑把にまとめるとこんな感じです(読まなくて大丈夫です)。

息子「ボクね、つまらないことは何かと組み合わせればいいと思うんだ」
私「なるほど。いい考えだね。例えばどういうこと?」
息子「例えば、葉っぱ1枚だとつまらないでしょ?でもそれに棒を付け足すとお団子になるんだよ。」
私「いいねぇ!つまらないと思ったものを変化させて面白くするんだ。」
息子「そうだよ」
私「へぇ。じゃぁもっと例を考えてみよう。もし英語の勉強がつまらないと思ったらどうする?」
息子「うーんそうだなぁ。じゃぁボクとおかぁちゃん順番こに考えよう。」

その後20分ずっとこの話をしていました。5歳の息子の集中力が20分続くなんてまさに奇跡です。そして、私が20分スマホを見ないのはもっと奇跡です(恥ずかしい…)。

■お互い気が散らない環境が会話を作る

「ねぇねぇ」と言ったらちゃんと聞いてあげられる。
「それはどうして?」とツッコミをいれてあげられる。
「すごく素敵だね!」と大げさに褒めてあげらる。
「一緒に考えよう」と深い会話を共有することが出来る。

子供の話に丁寧に耳を傾けると、意外とリアクション出来る場所が多いことに気が付きます。

家にいるとどうしてもお互いに気を散らすものが多い。申し訳ないけど私はいつもスマホを片手にもっている。しかし「徒歩で登園する」というある意味「他に何も出来ないことの強制力」が私達の会話を助けてくれました。

■多少の強制力を借りて、子供と向き合うのも悪くない

正直なところ、大人と話している方が気が楽。
子供と話すとなんだがペースが乱されて話を適当に切り上げたくなる。
しかし子供が嫌いなわけでは決してない。

少し恥ずかしいなぁと思いながらも、同じ考えの方がいるんじゃないかな?とも感じています。そしてみんな思っているはず。「もっと子供としっかり向き合わないと」と

そういう時は、何かの強制力に頼ってみてもいいかもしれません。登園・お風呂・習い事へ移動中・ご飯中など。自分が何も出来ない状況を作り出して、5分でも、10分でも

明日も本当は優しくて子供思いのおかぁちゃんが、少しでもお子さんと向き合うことが出来るよう、心より応援しております。

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