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新規事業の成功率をアップさせるための具体的なメソッドを教えます(ガチ)。

まだ8月ですが、2024年のスモビジ大全で一番良い内容になります(多分)。

今回の記事では新規事業の成功確率をアップさせるために一番重要なことを教えます。マインド論とか行動力云々ではありません。確実に活かせる実践知です。

スモールビジネス大全を信じて無料部分を全部読んでください。

これまで100人以上の起業志望者を見てきた

私はこれまで起業する意気込みをもった人を100人以上見てきました。100人以上という数値は誇張ではなく、なんなら控えめに言った数値です。

そして、失敗には4つのパターンがあることに気付きました。MECEじゃないけど本質じゃないので気にしないでください。

  1. 口だけ人間(論外)

  2. 他人が関わるフェーズで失速

  3. 知識不足による迷走

  4. リソース枯渇により挑戦断念

失敗パターン1: 口だけ人間(論外)

「起業したいです!」

「やる気あります!」

「3か月で月間利益50万円の事業作ります!」

みたいなことを言うけど、なんにも動けない継続できない人たちが失敗するパターンです。

2020年5月20日、「事業を作りたいという意志・目標があり、行動する必要がある」と自分で認識している約24人を対象に実験を行ったことがあります。

24人中、4人は一歩も行動を起こすことなく脱落。

残った20人のうち、3営業日以降も行動が継続できていた人は半分もいませんでした。三日坊主とはよく言ったもので本当に三日を超えると継続できる人がガクンと減ったんです。ウケる。

つまりですよ?「事業を作りたい!」と思っていて「行動する必要があるんです!」と言っている人は以下のような結果になったわけです。

  • 16.7%(4人)は簡単な行動すらできない

  • 41.7%(10人)は3営業日以上、継続できない

合計すると58.4%の人が「口だけ人間」なわけですね。これを失敗と呼んでいいのかすら怪しいレベル。

ただぁ!約6割の人間が「口だけで終わる」といわれても体感的に納得はできません?

「3年経ったら起業する」と言って就職したのに、一向に辞めない。時間が、資金が、アイデアが、仕事がーーと言い訳ばかり。

いません?そんな奴。居るよなぁ(逆マイキー)!

"やる気"に頼って三日坊主になる大人(笑)

やる気やモチベーションなんてものに頼る大人の約6割は三日坊主で終わる。学生時代に部活動を3日で辞める奴、6割もいませんでしたよね?

学生時代にはできたことを大人は"やる気(あるいは自制心)"なんてあやふやなもんに頼ってしまうせいで続かない。

こんな状態でいくら勉強して知識をつけてもスモールビジネスが立ち上がるわけがない、ということで行動力大全を執筆しました。

おかげさまで、昔に比べたらスモールビジネス大全読者の皆様の行動力は段違いになった実感があります。

失敗パターン2: 他人が関わるフェーズで失速

継続的に活動できる力はある。

事業アイデアや、商品コンセプト、ビジネスモデル、集客チャネルなどの設計もできる。

だけどいざ事業を検証していこうとすると失速してしまうパターン。

これも案外多い。

設計などを自己完結型、つまり「机上リサーチなど自分だけで完結するやり方」でやるのは得意だけどいざ検証のタイミングで「顧客とコミュニケーションをとる」となると動けなくなってしまう問題ですね。

ある意味、行動力の問題ともいえなくはないですが、パターン1とは違います。

具体的には「どうしようもないから関わらないでおこう」と思うのがパターン1で「何とかしてあげたいな」と思えるのがパターン2の特徴。

失敗パターン3: 知識不足による迷走

「起業したい!」→でも何していいか分からん。

で、迷走するパターン。ノウハウコレクターになってしまうこともあれば、行動はとるけど見当違いで終わることもある。

知識については後から何とでもなるので、このパターンの人は将来有望かもしれません(スモールビジネス大全を読めばいい)。

失敗パターン4: リソース枯渇により挑戦断念

私含め、一般人は大企業と違って限られたリソースの中で新規事業を立ち上げていく必要があります。

それゆえに、カネが足りない、時間が足りない、労力が足りない、などとリソース枯渇で挑戦が断念されるパターンがあることも忘れてはいけません。

致命的な失敗はどれか?

いま紹介した4パターンのうち、一つだけ致命的なものがあるのですが、分かりますかね?

……

……

……

……

そう、リソース枯渇により挑戦断念のパターンです。

というのも、口だけ人間であろうが、他人が関わるフェーズで失速しようが、知識が足りてなかろうが何とかなります。行動力を発揮できるようにして、知識を身に着けていけばいいだけなので。

しかし、リソースが枯渇してしまうと挑戦そのものができなくなってしまいます。これは致命的。

リソースを増やせばいい?

もちろんおっしゃる通りです。

貯金するなり、融資を引っ張るなりして資金は調達できますし、転職するなどをして労力が捻出できるようにすればいいのですが、他の失敗と比較すると再挑戦の土壌を整えるまでのリードタイムが長くなる傾向にあります。

スモビジの最大の魅力:何度も挑戦できること

2021年から始まったスモールビジネス大全、約3年間ずっと「スモールビジネスはいいぞー」と言い続けてきているわけですが、スモビジの最大の魅力は何度でも挑戦できることだと思っています。

挑戦し続ける限り負けが確定しないんです。もちろん、挑戦ごとに結果は出ます。うまく行くこともあれば思いどおり行かないこともあります。当然です。

しかし、思い通りにいかないこと=負けではありません。

経験は積めていますし、データも取れているはず。それを糧にして再度挑戦する。そうしていけばいつか必ず勝ちを掴める。何とも夢がある話だと思いません?

しかし、リソースが枯渇してしまうとそうはいかない。

お金の方はまだいいでしょう。最悪何とかなります。しかし、時間というリソースはどうしようもありません。あなたの命には限りがあります。

極端な例ですが、結果が分かるまでに50年かかる挑戦があったとしましょう。20歳でチャレンジして結果が分かるのが70歳。もし、失敗してしまったら同じ挑戦は恐らくできません。

これまであまり言及してこなかったかもしれませんが、「少ないリソースで挑戦できる方法を学ぶこと」こそがスモールビジネスを成功に導くための秘訣なのです。

挑戦に必要なリソースを節約できれば成功確率が何倍にもなる

スモールビジネス大全はカネなし・コネなし・スキルなしの持たざる者がスモビジ起業を成功させるために必要な知識を伝えるためのマガジンです(知らない人もいるかもしれませんが)。

だからこそ、スモビジ大全では「リソースが少ない者(持たざる者)でも活用できる知識・テクニック」などを沢山紹介してきました。

そのため知らず知らずのうちに「効率の良い挑戦方法」はあなたに身についているはずです。しかし、今回はもう声を大にして言わせてください。

「挑戦のリソースを節約することはめっちゃ大事なんやでぇええぇいぃぃぃ!!!」

事業アイデア?そんなもんはどうでもいい。

商品コンセプト、ビジネスモデル、プライシング、集客?そんなもんはどうでもよくはない、けど、まぁ置いておこう。

それよりも何よりも挑戦のリソースを節約すること、その方法を知ることのほうが圧倒的に成功に寄与する!

マジで!

例えば、挑戦に1年かかるものと3か月かかるものがあったとしましょう。3か月で挑戦できれば1年間に4回チャレンジできます。1回あたりの成功確率が同じと仮定した場合、1年後の成功確率はどうなると思います?

成功確率をシミュレーションしてみよう

どちらの挑戦も成功確率が10%だとしましょう。

3か月かかる挑戦は4回できる。

$${成功確率=1-(1-0.1)^4=0.3439}$$

つまり34.39%の確率で成功できる。1年かかる挑戦と比較すると3.4倍の成功確率です。

しかも!!しかもですよ?4回も挑戦しているうちに「あぁ、なるほどこういう失敗があるのか」と知識だけでなく”経験”があなたに身につくことになります。

つまり、リソースを節約する方法を知っていれば「同じ期間、同じコストで成功する確率は何倍にもなる」だけでなく「経験を身に着けることで1回あたりの成功確率自体も高くなっていく」のです。

そして、時間がかかる挑戦の場合は「不確実性」が高くなります。もたもたしているうちにとんでもないディスラプターが市場に投下される可能性もあるわけです。

今回シミュレーションをしたのは”時間”というリソースだけでしたが、”お金”というリソースをとっても同じことが言えます。

同じ挑戦をするのであれば、消費するリソースは少なければ少ない方が最終的な成功確率をアップさせるんです。

成功確率をシミュレーションしてみようその2

挑戦に使える時間は最大5年間、300万円までという制約条件のもとで挑戦をするとしましょう(1回あたりの成功確率は10%)。

各挑戦に必要なリソースは以下の通り

  1. 1年間と100万円

  2. 3か月と20万円

前者は5回挑戦できる時間がありますが、資金が3回分しかありません。つまり成功確率は以下のようになります。

$${成功確率=1-(1-0.1)^3=0.271}$$

後者は20回挑戦できる時間と15回挑戦できるお金があります。つまり成功確率は

$${成功確率=1-(1-0.1)^{15}=0.794}$$

同じ期間、資金が与えられているにもかかわらず、前者は27.1%の確率、後者は79.4%の確率で成功する。その差はなんと50ポイント以上

ただ、挑戦に必要なリソースを抑える方法を知っているだけで、です。

そして先ほども述べたように、挑戦するたびにあなたには経験が身につく状態。強くてニューゲームですよ。ビジネス版のなろう小説があればチートは「挑戦リソースを節約する」スキルに決まってます。

ここまでくれば流石にリソースを節約することの重要性が伝わったことでしょう。しかし!今回はここからが本番。

今回はリソースを抑えるための挑戦方法を体系的にお伝えします。しかも、1回あたりの成功確率も高めてくれる。そんな嘘みたいな内容です。永久保存版です。大切にしてください。

起業家、新規事業を立ち上げに取り組むすべての事業オーナーに捧げます。


この先有料部分に入っていきます。

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