大人の旅、連れていかれたのはわたし
3日間、なんだか現実離れしたような毎日だったので
これまたいつものことながら「日常に復帰できるのだろうか」
そんな心配をしながら今日を迎え、結構みっちり相談が入っております。
強制的に仕事モード。うすらぼんやりしちゃられないぞ!と気合が入ります
そんな昨日は甥っ子と金沢最終日。
雑貨が結構好きなので、ひがし茶屋街を散策。
おしゃれなお店を見て回りいろんなものを購入する日となりました。
いつもは弟の世話をしてあげたいな、という気持ちがあり
自分のやりたいことよりも、弟を優先したり
お世話(ハンデがあるので癇癪起こしたり多動気味なところをなだめる)を甲斐甲斐しくしているそうで姉から
「大人の旅行につれていってあげて欲しい。」
という事で毎年一緒に行っています。
そんな大人の旅行というわけで、見たいお店をじっくり見て
買いたい雑貨をチョイス。
といっても日常的に使う手ぬぐいとか、食器とか。
おまけに「これは○○くんに(友達)」「これは弟君のぶん」
さらに「これクロちゃん(猫)のちゅーる皿」と
自分のモノというよりかは、家族に選んでいるようでした。
ん?自分のものって買ったのかなぁ…と疑問に思って聞いてみると
え?そういえば買ってないと思う…ですって。
オバがプレゼントするからどうかな?と聞くと
じゃぁ‥と吟味したうえで山中漆器のお店で素敵な赤い汁椀を購入。
店主の方が木目の違いとか、塗り方で表情が違うとか
(漆ぬりゃいいってもんじゃないんです。と何かしらのこだわりが垣間見れてニマニマしました。)
そんな話をしつつお気に入りの一品を見つけて、さて駅に戻るか。と
バス停に行くと…
あれ?この時間バス無くないか!
え?おやおや…マジで?
焦りだす私。あれこれスマホを調べてみるとやはり市内の循環バスは
あと15分後。これが最速。
駅について、ちゃっとお土産買って…ギリ新幹線に間に合う時間。
だだだ、大丈夫かなぁ。アワアワしているところで
Hi!
と海外の旅行者の方に声をかけられます。
は、ハ~イと余裕のない声で返答する私。
なんちゃらKANAZAWA station???
と聞かれてただでさえ混乱している私に、さらなる追い打ち。
えええ、なんですって?と思っていると。
Yes,KANAZAWA station‥‥
と甥っ子が答え始めます。
何分にバスが来る?
ああ、26分に来ますよ。乗れば金沢駅に行けます。
お~分かった、ありがとね!
(という事を英語で繰り広げていたようです!)
すごいなぁ。と尊敬の眼差しを向けます。
そこへミラクルが起きて、結構早めにバスが到着。
あ~よかった。これで充分に合うね。なんて言いながらバスに乗り込みます。(先ほどの海外の方に、「このバスに乗って」と甥っ子はジェスチャーすることも忘れなかったです。)
いやぁ、焦ったわーなんでそんなに冷静に対処できんの?
とバスの中でテンパりまくったおば、少し落ち着いたところで
甥っ子に聞きます。
いや、これは○○家(甥っ子、姉の家)のよろしくないところかもしれないんだけど…と前置きをしながら話始めました。
姉や甥っ子たちは
約束の時間ぎりぎりを攻めるタイプ。
1分前でも間に合えば問題ないじゃん。みたいなタイプ。
一方母・私は「約束よりずいぶん前に着いて」おかないと心配。
結構余裕をもってやるのですが、いざ間に合わない!となると結構アワアワしてしまうのです。
1分前でも間に合えばOKだから
その前の時間までに「できるためにどうするか」みたいなことを考えるそうで。変えられない事実はしょうがないとして、じゃぁどうすっかと
結構冷静に考えることができるそうです。
すごいなぁ…
そんな話をして駅に到着。
お願いされたお土産を買おうと探していたけどなかなか見つかりません。
これまたテンパリ再来。やべーっ
そしたら甥っ子「あっちのお土産屋さんの方があると思う」と一言。
専門店というより、ご当地ポッキーとバラエティー豊かだから
こっちのほうが可能性高いと思うよ。とテンパり将軍はいさめられ
本当にあったのです。すげー
そしたら10分前にはホームにつき無事新幹線に乗れました…、
甥っ子に感謝しきり、ご満悦に駅弁をほおばる中学2年生。
そして「これしかないじゃなくて、これだけあるって考え方お勧めだよ。まこちゃん」と甥っ子に言われました。なんもいえねっす。
きっと甥っ子が生きる上で感じたことが今の彼を作り上げていると思うと「成長したな」とかそういうレベルの話ではないような気がします。
もうね、「成長したね」という事すら私には言えない気がしてきました。
本当に一人の人として考えるだけではなく、それを行動に移していますね。
(身内の欲目ではなく、完全に人として)
こっちが勉強になりますと教えてもらった旅行でした。
年齢とか、立場とかほんと関係ないって痛感して書き連ねたら2000字近くになっちゃった!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?