自分に合ったレベルアップ戦略

長時間夜遅くまで働いているのが偉いとされた時代。
令和元年採用の私はその時代を経験していないのでわかりませんが、遅くまで残ってるのが偉いと言われる風土が今の時代にも残っているのは確かです。

自分は体力があまりないので(45時間残業の月は毎週末昼まで寝てます)、60・80時間残業をこなす方々は本当にタフだと感じます。
またそういった方の多くは(少なくとも私の周りでは)、それだけ内容的にも高度で時間の要する業務の担当者であることも理由にあるかと思います。

そういった先輩方を前にした時、バックキャスティングで考えると自分はどういった戦略で仕事のレベルを上げていく必要があるか?
残業時間の上限が社会的に厳しくなった時代に入り、さらには企業としての生産性も上げていかなければならない。
国の目指す経済成長の観点からも、企業等で働く個々人のレベルアップは大切な課題と捉えます。

そのような中で、自分に合ったレベルアップ法に関しては前職からのテーマであり、日々考えています。
一人ひとりに合ったやり方があると思いますが、
個人的な戦略は以下の通りです。

"業務上必要な基礎・専門知識及び理論の理解と接続"

当たり前のことを書きましたが、これが一番自分に合ってるかなと。
今の仕事(土木構造物設計)を始めて1年経たないため、
仕事中時間を食う割合の高い対象は専門的理論や知識が多い。
オフィスでこの部分を深めていくのは環境的に厳しく感じます(電話や会議、上司との調整などが多いため)。
そのため、可能な限り早く帰ってリラックスできる環境で勉強をする。
この習慣がつけられるとモチベーションも上がります。

この戦略の本質は言い換えると、
"実務と基礎理論のサイクル"をまわすことです。
仕事のやり方として、これまでの経験は参考にすることに加え、基礎理論を適正に理解してそれを実装していくスタイルの方が危なげなく応用も効く。

特に技術者と呼ばれる職種の人はもともと、科学技術の基礎を応用し社会へ実装する人たちです。
この本質を把握していることで、少ない新たな経験をさらに質の高いものにできると考えます。

いわゆる理系の仕事だからそれを強く思うのかもしれませんが、文系理系また職種問わず当てはまるところはあると思います。

あの時経験したからこの場合もこうする!
というのも大切ですが、

基本的な考え方・根拠がこうだからこう判断する!
の視点もある方が説得力があると思いませんか?

仕事においては人や環境から学んでいくウエイトが大きい。しかし、仕事で扱う分野の基礎・専門知識は自分の頭で正しく理解し、他人に説明できるレベルまで持っていくのが理想です。
そのためにはじっくり考え理解する時間が必ず必要。
逆にこれが習慣にできている人は本当に強いと思います。
(社内外問わず通用している先輩を見てきた中で感じています)。

家に早く帰って脳がフレッシュな内に少し勉強。
日々の積み重ねを信じて引き続き頑張りたいと思います。

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