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自信とはなにか

私の人生のキーワードであるといっても過言ではない「自信」について、今の私の捉え方を書いてみたいと思います。

以前の私は、何を新しいことを始めたり、自分が変化をすることが非常に怖い、という感覚がありました。見知らぬ人に会うことや、今まで着たことないような服や初めての髪型など、何を言われるか、どう思われるか分からなくて「怖い」と感じていたのです。その根本は「自分に自信がない」から「怖い」。こんな思考でいっぱいでした。今思えば、なんだかよく分からないものに縛られ続けていて、苦しかったなと思います。

今では、初対面の人に会うことも、自分が変化することも、むしろ良いこととして受け入れられるようになりました。案外他人は怖くないし、自分が変化しても受け入れてくれて、むしろ「いいね!」と言ってくれる人もいることがわかってきたからです。

とはいえ、常に自信があるのかといったらそうでもなくて、まだ葛藤している最中です。今の考えをまとめて未来の自分へと、そして、今自分に自信が持てないなぁと悩んでいる方の参考になれば幸いです。

「自信を持て!」と言われてすぐ持てたら、すでに持ってるわ!

自分が自信がないタイプだという自覚のある人は、一度くらい他の人から「自信を持って!」というようなことを言われた経験があるのではないでしょうか。

そう言われて、
(言われてすぐ自信持てるならやってるわ!by心の声)
と思ってしまったこともあるのではないでしょうか。私はあります(笑)

自信を持つのは大事だとわかってはいるけれど、実際どうすればいいのかは分からないことが多いと思います。「自信」と同じ言葉で表現しても、自信が持てない理由などは、本当に人によるところがあるので、それぞれ違ったやり方が必要になります。

ただこれは共通していると思うのは、
自信があるように見せること
実際に自分に自信に持つこと
この2つは、実は似て非なる別の話だと思っています。

「自信があるように見せる」には、スキルを磨く

「自信があるように見せること」は、周りからの見え方の問題なので、話し方や立居振る舞いなどのスキル面を磨けば、改善できることも多いです。

これまで、いろいろな人と話していて思ったのは、私がすごいなと思う人でも、実は「そんなに自信はないよ〜」ということを言う人が多く、「自信があるように見せる」ことを意識して実践されているんだろうと思います。

もし仕事などで、自信がないように見られて悩んでいる方は、まずは「自信があるように見せる」練習をするのがおすすめです。
「〜です。」と言い切るのか「〜と思います。」とはっきり言わない言い方なのか、という語尾を意識するなどの、話し方1つで印象が結構変わります。話が上手い人の言い回しなどを研究して、真似してみるだけでもかなり変わりますので、ぜひ試してみてください。

根拠のある自信と根拠のない自信

ここからは本当の意味で自信を持つには、ということを書いていきたいと思います。

自信には2種類あり、根拠のある自信と、根拠のない自信があります。

自信のない人にありがちなのが、
「根拠がなければ自信を持てない・持ってはいけない」ということです。
変な話かもしれませんが、この理論でいくと生まれたての赤ちゃんは何にも自信を持ってはいけないということになってしまいます。(赤ちゃんが自信云々の話をすることはないと思いますが。笑)

根拠のある自信は、過去の経験に基づいて、この時こうできたからとか、たくさん調べて情報を知っているから、自信があるという状態です。経験や知識があること自体は良いことなので、これについては大いに自信を持ってもらいたいと思います。

ただ問題はこれの裏返しで、経験がない・知識がないことに対して、自信を持てない、となってしまうことです。
こうなってしまうと、新しいことは自信がないからできないと一歩引いてしまうことにもなってしまいます。特に若いうちは、自分ができることも限られていたり、得意なことがわからなかったりすると思うので、チャンスがあるのに自信がないから、と一歩引いてしまうのは大変もったいないことだと思うのです。

これに対しての私の考え方は、
「今できないことはしょうがない、これからできるようにすればいいだけ。」
と考えるようにしています。(ここにたどり着くまでが大変長かったのですが・・)
最近仕事の部署が変わり、仕事内容も、一緒に働く人も変わり、優秀すぎる先輩たちに追いつくのに必死で、自分ができないなぁ・・と思う場面に直面することも多いです。その時に、「今すぐできないのはしょうがない、これから頑張ろう!」と切り替えることで、かなり気持ちが楽になり、前向きに行動できるようになりました。

自信が持てない時というのは、「できない」ものにフォーカスが当たっている場合がほとんどだと思います。脳の作りとして、ないものを認識することができないので、ないものを考え続けても結論が出ず、思考がグルグルして無駄に考え続けてしまうそうです。
逆に「自分は何ならできるのか?」を考えることで、できないことを否定するのではなく、今できることから取り組むことができます。誰でもできることを率先してやることや、とりあえず募集があれば手を挙げてみるなど、才能や能力がなくてもできることを見つけて、少しずつ取り組むことで、経験・知識を積んで、根拠のある自信につながっていくと考えています。

できることを見つけて、自信を持てる根拠になる経験・知識を積みつつ、根拠のない自信も持つような思考を習慣化する。私も試行錯誤中ではありますが、こうすることで自信というものは少しずつ付いてくると思っています。

まとめ

一生「自信」というものは付き纏うものだろうなと思いながらも、以前に比べたら自信の捉え方が変わってきた感覚があります。
何事にも100%自信がありますっていう人は、ほぼいないと思っています。経営者ですら、会社をどう経営していくかという正解はない中で、自信があるかどうかに関わらず、良い決断を下せるよう、日々情報収集したり議論したりしています。
結局は、今できることを一生懸命やることが、自信につながる一番の急がば回れの解決策なんだと思っています。
私もまだまだ試行中の身ですが、今回の記事が自分に自信が持てないという方にヒントになれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

salar


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