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仲良し親子の落とし穴:距離感を大切にする

私は、親子関係は仲が良い方が良いと思っていますが、日経新聞の記事によれば、仲が良すぎるのも問題があるようです。



記事のは次のような内容でした。

- 「仲良し親子」が増加しているが、その中には「同質化」が進み、子どもが負担を感じる可能性がある。
- 社会の成熟や共働き家庭の増加に伴い、「優しい親」が増加。親子関係では気持ちよく過ごすために互いに調整し、波風を立てずに過ごす傾向がある。
- 仲良し親子は反抗期が抑制されがちで、友達関係でも同調的で承認を求め合う。しかし、同質化が進むと、子どもが本来持つ意思を抑制し、親を安心させる責任を抱え込んでしまう。
- 親の不安定な信頼や過度なコントロールが、子どもに「ダブルバインド」を生む可能性がある。これが共振状態を引き起こし、子どもが本音を言いにくくなる。
- 「仲良し親子」の陥りやすい落とし穴に対処するためには、親子は別人格であるとの意識を持ち、親の忙しさや夫婦の不満を子どもにぶつけないことが重要。

【親子でも適切な距離感を】
「仲良し親子」化に伴う問題点
●親が2つの矛盾したメッセージを子に送ってしまう
→子が不安定になる要因に
「いい子」は親の意図を積極的に取り込もうとする
→子が自分の意志を育む機会を失い、親を安心させる責任まで抱え込んでしまう
●「理解し合う」を超え「同質化」し、共振状態が起きる
→思春期以降の子にとって負担になる「家では『いい子』、外で発散」という逆転現象が起きる
→親は子の本当の姿に寄り添えず、子は外で社会性を育めなくなる

落とし穴に陥らないための3つの注意点

1.親子で異なる人間だと意識した声がけをする
→子にべったり寄り添うのではなく、少し離れることも大事

2.忙しさからくる余裕の無さを子にぶつけない
→忙しくて余裕がないときは、「〇時に終わるから話を聞かせて」など、子どもが遠慮せずにすむような言葉を添える

3.夫婦の不満を子にぶつけない
→夫婦の問題は夫婦で解決し、子を巻き込まないようにする

やはり適度な距離感が大切ということのようです。私も気をつけないといけないポイントがありました。みなさんはどうですか?

〜会社帰りの電車にて〜タイトル画像はみんなのフォトギャラリーからメイプル楓さんのイラストを拝借しました。ありがとうございます。

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