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3.11あの日を忘れない。

私の3.11の記憶で今日はお話をします。もし、この日の話はまだ受け入れられない。という方は申し訳ないのですが、今日の内容はここで読むのを終わりにしてくださいね。

前回火事が

近所で多いので消火器や火災報知器を確認したというお話をしました。今回は今年で12年になる3.11の震災について思い出のお話をしながら、防災について考えてみたいと思います。お時間許せばどうぞ最後までお読みくださいね。

いよいよ今年も

今日で東日本大震災から12年目を迎えようとしていますね。あっという間の12年でしたが、いまだに東北ではその日の出来事に気持ちを落とされたままの方もおられると聞きます。そして多くの本当に多くの命が一瞬でなくなってしまった日になりました。まずは心からその方々のご冥福をお祈りしたいと思います。

防災意識

そして今日はその日を忘れないためにここで、12年前の春まだ浅い午後に私はどうしていたのか、その後どんな日々だったのかをお話しすることで記憶に残し、防災の意識をなくなさい努力を、亡くなった数多くの命を覚えておく努力をしようと思っています。風化させないということが一つの防災意識となるような気がしているのです。

さて、12年前の3.11日

私は子供を産んだばかりで慣れないお母さん業真っ只中にいました。日々無理な姿勢でおむつ替えや抱き抱えての家事などをこなしていたせいか、両腕が腱鞘炎となってしまい子供のお世話を終えて、お昼寝をしている間、母にいてもらい、私は整形外科に電気治療に出かけていました。いつも通りベッドに横になり、看護師さんが電気のパットをつけにきてくれるのを待っていた時です。小刻みに揺れ、「地震だな。」と思っていると、だんだんと大きく揺れ始め、そのうち病院の機材が大きく動き始めてしまい、私も慌てて看護師さんと一緒にその機材を押さえつけるのに必死でした。防災のアラートが外でけたたましく鳴り響いてとても怖かったのも覚えています。

院長の指示

少し収まっては、また揺れるを数回繰り返していました。とうとう院長から今日は治療はできないので、もう少し揺れが治るまで全員待合室に集まって待機してください。とアナウンスがありました。家にすぐ電話をしましたが、すでに電話は通じません。待合室ではすでにNHKが東北の地震を告げ、現地の様子が放送されていました。時間が経つにつれ、これは大災害ではないのか?またこんな大きな地震がくる可能性もある。本震はこれからということもあり得る。と思い、一刻も早く帰らなければ!という気持ちになっていました。30分ほどそこにいたでしょうか。もういてもたってもいられず、院長に事情を話し何人かが帰っていきました。

的確な指示

私も意を決して小さな赤ん坊と年寄りが一緒にいることを話し帰ろうとした時院長から「事情は分かります。それならかならず大きな通りの真ん中を通って帰りなさい。上から何か落ちてくる可能性の少ないところを通って帰ってくださいね。」と言われ、ハッと我に帰ったのを覚えています。言葉の通りになるべく大通りの真ん中を自転車で飛ばして帰りました。

小さな笑いが大きな希望

幸い家までの道は特に倒壊した家屋などはなく、帰り着くことができました。その時母は私の子供を毛布で巻いてご近所の皆さんと一緒に家の裏の公園に避難していました。我が家のご近所はお年寄りが多い地区で、小さな子供はうちの子くらいだったせいか、みなさん世話を焼いてくださり、助かりました。そして、この子があの大地震でもピクリとも動かず静かに寝ていたので、周りのみなさんを少し和ませてもいたようでした。こんな非常時でも笑うことって大事だな。なんて思ったのも覚えています。

家の中は

テレビが倒れ、壁に貼ってあった額が落ち、なにしろ、食器棚の中身が全て落ち、ガラスの器やお皿は見事に全て割れ落ちていました。しかし、母にも子供にも怪我はなく、無事に再開できたことが救いでした。その後地下鉄で移動していた旦那とも連絡がつき、無事を確認できてようやく少しホッとしたのを覚えています。

その後計画停電

が何度か続き、すっかり早寝早起きの生活リズムになっていきました。子供は母乳とミルクの混合だったので水がなくてとても困っていたら、地方にいる友達があるものをとりあえず送ってくれたことや、いつも熊本の水を買っているのですが、そのメーカーさんも東北や関東の方へ優先で水を送るように努めているので、頑張ってください。と声をかけてくだっさったことなど、本当に人の声って力になると実感しました。

忘れないでいることが防災につながる。

あれから12年が経ちますが、まだまだ昨日のことのように覚えていることだらけです。みなさんはどのように明日を迎えられるでしょうか。「いざ」というときは明日かもしれませんし、今日今夜かもしれません。そのとき少しでも慌てないための準備は日頃から心がけておきたいですね。そして最後に東日本大震災で被害に遭い今も辛い目にあっている方のことを思い、多くの亡くなった方がいることを覚えていることで、風化させず犠牲になった命を無駄にしないと思いを新たにします。

亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、まだ震災で心を痛めている皆さんの心が少しでも癒える日が来るように心から祈ります。

それではまた。サラダでした。

ブログも書いております。最近サボり気味ですがもしよかったらお楽しみ下さい。
ブログにはまだ英語でのカードリーディングと聴いてほしい音楽についてのみ掲載しております。他は随時拡張していく予定となりますので、長ーーーい目でみていただけると嬉しいです。

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