虎に翼34話(一美)

花岡「猪爪に やっと掴んだ弁護士への道を諦めて『嫁に来て欲しい』と   言えと…?
もし 俺に "ついて来る"  と
言われたら…

大勢の人の想いを背負った
彼女の夢を奪うなんて、
俺にはできない」

轟「本当にそれでいいのか！
それで本当に幸せなれるのか!
お前のやってることは
猪爪も 夏子さんも侮辱する行為なんじゃないのか」

＊ここからのやりとりがスゴい

花岡「ありがとな……轟
でも もう決めたんだ」
＊一美：泣…

花岡「ここからは夏子を誠心誠意 愛して 正しい道を歩むと誓うよ。 ごめんな」
＊轟の気持ちを ちゃんと受けとってる。
だから…
ありがとな
の 言葉も
ごめんな
の 言葉も 花岡の口をついて出てくる。

….…………
10年ぶり となる寅子のお見合い相手探し

兄嫁 花江「25歳過ぎて  難しい と…」

母 はる「はぁ〜 こんなにも 見つからないものかしら お見合い相手って…」

ほうぼう 手を尽くして探しても 見合い相手自体が
全〜ったく見つからない事態に…

「いゃ〜  しかしねぇ  お幾つでしたっけ」

「いゃ〜  君のような女性はなぁ…」

やっと見つかった お見合い相手からは
「弁護士をするご婦人は なんだか恐そうだ」と断られ

弁護士事務所を訪れる依頼人からは 「ご婦人は ちょっと… 弁護の経験も無いんでしょ」

あっちからも
こっちからも
全方位  断られ続け
自尊心を削られて…

肩を落として帰宅する寅子に

「おかえりなさい」
優三 の声

優三「寅ちゃん お見合い相手 探してるんだって？」

寅子「お父さんから 聞いた？」

優三「うん  お見合いしたい理由も含めてね」

寅子「おかしい💢と思わない⁉︎
男性は 身の回りの世話をしてもらいたくて結婚するのが許されるのに   "社会的地位が欲しい"  っていう私の理由が許されないなんて」

優三「寅ちゃん」

寅子「お見合いだって 多かれ少なかれ お互いの利害が一致して契約し合う訳で…」
＊一美：ドライだねぇ  

優三「寅ちゃん
    それ 僕じゃダメかな」

寅子「はて…？」

優三「だから…社会的地位を得る為の結婚相手 僕じゃダメでしょうか？
独り身への風当たりの強さは
男女共に 同じですから」

スゴい！
一美：泣…

寅子を受けとめよう、
一緒に歩もう とする 優三さんの心意気

男だから…と　
優位性を示す のではなく

フツー   男って
"弱み" を 見せられませんよね
なのに
丸腰で   体当たりで
身ひとつ で…

寅子と共に生きよう
と決断した  優三さん の

カッコいい こと。

男性には ありますよね

女性の夢を叶えてあげようとする 心意気　　　　　　　
↑
この発端は
娘の夢を叶えてあげようとする
父性なのよね　おそらく…
　　　　　　　　　一美