虎に翼97話(一美)
猪爪家で…
寅子「3年も経つと いろいろと大きく変わっていくものね 世の中も 子どもたちも」
花江「そうねぇ よねさんだって やっと…」
寅子「よねさん…?」
花江「あ、いっけな〜い
梅子さんに 口止めされてたのに…」
聞くや否や 轟法律事務所へと 走る寅子
…………………
山田 轟 法律事務所で…
轟「あらっ!佐田 お前
新潟から戻ったのか‼︎」
寅子を避ける よね
よねを追い回す寅子
寅子「よねさん おめでとう(声に 心がこもってる)
とうとう なったのね 弁護士に。
自分を曲げず…
何も変えず(…声が震えてる)
(泣き声になって…)
よねさんのままで
凄いわ‼︎」
*一美:涙.涙…
よねさんが司法試験に
合格したことが、
こんなに嬉しいなんて…
我ながら びっくり!
:一美
【山田 轟 法律事務所】
轟「フフッどっちの名前を先にするかで 揉めてなぁ
じゃんけんで決めたんだ
はっはっはっは」
…………………
東京地裁 初出勤
「サディー待ちかねたぞ〜」
「嬉しいなぁ サディが
とっても いい顔してて」
ライアン、多岐川、桂場に
迎えられる寅子
………
桂場と 二人になって…
寅子「ひとつ よろしいですか…共亜事件の後
私、桂場さんに『法とは何か』という お話をしたんです」
桂場「君は『法律は きれいな水。水源のようなもの』と言っていたな」
寅子「嬉しい!覚えていてくださったんですね。
憲法が変わっても なお
社会のあちこちに残る
不平等を前にして 思ったんです。きれいなお水、
水源は
法律ではなくて
人権や 人の尊厳なのではないか」と…
桂場「民事 第24部
君の配属先だ。早く行け」
………………
東京地裁 民事第24部へ
寅子「汐見さん またお仕事
ご一緒できて嬉しいです」
裁判長は 汐見だった。
汐見「僕も とても嬉しいよ」
寅子「ヒャンちゃんは
お元気ですか?」
汐見「少しずつだけど…
また 法律の勉強を始めて
いて…薫がもう少し大きくなって 手が離れたら司法試験に挑戦するって」
………………
竹もとで…
寅子「やっぱり落ち着くわぁ」
「………梅子さん」
梅子の様子が
いつに無いことに気づく寅子
そこに桂場が…
深妙な様子で
お団子🍡を食する 桂場
寅子「あの…今、何が行われようとしてるんですか?」
竹もと女将
「歳だもんで…
梅子さんに この店の味を
引き継いでもらおうと思って…」
竹もと大将「それで桂場さんに"梅子さんが こしらえたあんこの味"を時々、検分してもらってるんだよ」
寅子「えぇーっ」
本日の判定は…
「アウト!」
梅子「また お願いします」
そこに
航一 登場
航一「あぁ やっぱり ここに居た!」
寅子「(航一に) どしたの?
待ち合わせの時間まで
まだ あるけど…」
航一「寅子さんに 早く会いたくなって」
*こういうセリフ、
人前で言う人でしたっけ
航一さんって…
それに…桂場さんの前で
トモコ(寅子)さんって
呼んでる…
:一美
桂場「星君 そのぅ…
ほんとに…彼女でいいのか⁉︎⁉︎」
寅子「ちょっとぉ 今のは
聞き捨てなりませんね‼︎」
梅子「きゃ〜 こんな 奇跡のようなことが 有りますか(嬉)」
桂場 退場
航一「寅子さん 今週末
わが家へ ご招待したいと
考えているんですが
いかがですか?」
寅子「ぜひ!」
…………
次の日曜日
星家を訪問する
寅子と優未
「いらっしゃいませ
ようこそお越しくださいました」
歓待を受ける 寅子母娘
百合 「その節は主人が大変
お世話になりました」
「航一さんの お相手が
あなただと知って もう嬉しくて」
昼食時
寅子「皆さん あたたかく迎えてくださって ありがとうございます」
朋一「もう 僕らもこの歳ですから父が誰と付き合っても自由ですよ」
のどか「むしろ お父さんで
大丈夫ですか?真面目過ぎて
(小さな声になって…)
退屈じゃないですか?」
寅子「はっはっはっは
そんな 退屈だなんて
もぅ 全ったく思ったことないわ ねぇ(←優未に同意を求める)」
優未「うん あ、三条のお祭りの時も楽しかったよね」
航一「あぁ」航一は 終始
嬉しそうに微笑んでる
優未「うふふ」
寅子「そうなんですよ(笑)
航一さんが金魚すくいで
ムキになって(あははは)
やっとのことで1匹すくったんですけど(笑)その頃には(笑)もう お金たんまり使ってしまっていて(あっははは)
そしたら航一さんが 急に
『僕は経験にお金を払ってるんで(笑)後悔はありません』と こう おっしゃって(あははははは🤣🤣🤣)
やっちまった
寅子と優未
星家 一同
白々:しらじら
あっけに とられて
固まってしまった…
(こんな お父さん 見たこと無い )
誰っ…?
*だけど…
お父さん 1色 の人って
居ないのよねぇ
寅子にとっての
航一さんは
『永遠を誓わない愛を
試してみる』お相手なんだし…
実は…
その人には
いろんなバリエーションが
あって ね
:一美
寅子「よねさん おめでとう
山田轟法律事務所