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虎に翼59話(一美)

何が印象に残った って…
寅子
子どものよう
無防備な泣き方

やだ  やだ  やだ
死んじゃ  やだ‼︎!‼︎

やだーーーーぁぁぁぁあああ

う〜ぅぅぅぅぅ

うえ〜んぇぇ〜ん

私も 終始  泣きっぱなしで…

あんまり泣くんで

ウチの猫も心配そう でした
(何が起こったんだろ  byねこ)

こころを丸裸にして 泣くことができる 寅ちゃんって幸せ         
                 
どストレートに"表" に出せる って幸せ

純度って
こういうこと言うんじゃないの
母と娘の 空間の
純度         
                         
………
『嫌だーーっ』
おとなに なると
この『嫌だーっ』がすんなり出てこない って ことも…

"嫌なのに
『嫌』が出てこない。

私は『出すほうだ』と言われてますが…
それでも
この例で言うと
親が亡くなった時に
『嫌だーっ』とは
言えませんでした。

観念しちゃってね…

だから…
寅ちゃんの
駄々っ子のような 大泣きは

日本の  大人が
無意識裡に
しまい込んだもの…
隠したもの…
(子どものようには) もう できないと思ってたことを…

おとなを代表して 寅ちゃんが
泣きじゃくって見せてくれた

「やっていいんだよ」

その姿を 見て…

自分の奥深くに しまい込んでた『何か…』が
吹っ切れてor 取っ払われて…


この 59話を見てた
日本の 大人たちは
封印が解かれて…
解放が起きてる  かも


子どもの本心って   
親が死んだら
『嫌だーっ』って
泣き叫びたいですものね 

         一美
…………………

大急ぎで帰宅した寅子
「お医者さまは  何て?」

花江「『心臓発作じゃないか』って
『夜を越せるかどうか
わからない』って」

はる の周りには
家族一同が…

寅子「お母さんっ」

はる「何も悔いはないわ…」
(と、言いながらも…)

花江「.......?お母さん??
……   道男君…??」

花江「ねぇちゃん
道男君を探して!」

…….………
よねの事務所に飛び込む
寅子

そこに 戻って来た道男

寅子「お母さんが危ないの!
最後に 『道男に会いたい』って言ってるの
だから…」

道男「散々 虫けら扱いしてたの そっちだろ!
俺は どこに居ても ジャマ者なんだよ。
戦争なんか 始まるずっと前から…
父ちゃんは呑んだくれ
俺と 母ちゃんのこと
いっつも殴ってて…
その母ちゃんは空襲の時
俺を置いて…
父ちゃんを探しに行って
そのまま二人共

アンタら大人は
都合が悪くなると
俺から逃げたり  捨てたりするんだよ。
だから  一人で居るほうが
マシなんだよ」

寅子「だまって聞いて!
いい!  誰でも失敗はするの
大人も…
アンタも…
でも真っ当な大人はね
一度や二度の失敗で
子どもの手を離さない
離せないの!」
*それが  はるさんなのね
        一美
寅子「関わったら ずっと心配なの。
そういうモンなの
お母さんはね
アンタのことが 気になって仕方がないの。
このままじゃ
最期に悔いが残っちゃう。
そんなの(私は)絶対に嫌なの
(私は)ずっとずっと心配ばかりかけてきたの」

泣き声なる…

寅子「最後のお願いくらい 叶えてあげたい
だから…
お願いします

ちゃん  親孝行だねぇ
       一美

……………
猪爪
「お母さん  道男 来たよ」

はる道男  こっちにいらっしゃい」

はる「おいで」
道男抱きしめる  はる

はる「よく ここまで  一人で生きてきたね…」

道男「ばあちゃん  死ぬのかよ
死ぬなよ  じゃあ俺  一人じゃん

はる「それは…これから先の道男 し..だ..い..
すべてを 突っぱねちゃ ダメ」

はる「あぁ  これでいい」

道男「何が だよ…」

はるあなたにしてあげたかったこと

はるこれでいい..

         ....これで..


その日の夜更け
はる  息を引き取る…

                      一美



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