虎に翼73話(一美)

誰も悪くない

偽装　その①

「それを お姉ちゃんも求めてきた」

直明「優未が算数で 31点をとってきたことがあって…
直人と直治がアドバイスして 3→8に　1→4に
31点を→ 84点に偽造して
お姉ちゃんに見せた。
優未  『優未 頑張ったでしょう』と…
でも お姉ちゃんは
優未に
『間違えた部分を復習して
次は100点だ』って
言ったんだ。
ちょっと解答用紙を見れば
偽造だ って すぐ判ること。
優未は  お姉ちゃんの顔色  伺って  ズルしてでも いい子のフリをしてきてる。

それを お姉ちゃんも
求めてきた。
"手のかからない おりこうさんを"」
…………
福田夫婦の離婚調停で…

妻の 瞳さんは
無断欠席

夫「止めましょう。もう時間の無駄だ。失礼します」

調停委員「夫の意思は固いようですし、調停は不成立とせざるを得ない」

寅子「残念ですが  この後のことは地裁に任せましょう」
……………
偽装　その②

竹もとで…

寅子の後から入って来た
女学生  2人

「佐田さんには悪いけど
私、家裁には 行きたくないわ」

「当然よ。誰だって出世したいものよ。佐田さんの言動は短絡的よね」

「そうよ  ただ吠えれば いいものじゃないもん」

障子を閉めて
女学生の話声が
寅子に聞こえないようにする 梅子

梅子「この前  寅ちゃんと
お話ししてた彼女たち。
きっと これから(寅ちゃんが)改めれば 問題 無いわ。
(寅ちゃんに)悪気は無いのは
彼女達にも伝わってると思うから…」

＊あの時  女学生は
あんなに拍手喝采してたのに…
…………
家裁に戻った寅子
そこには福田瞳が…

寅子「福田(瞳)さん…」

瞳「どうしたらいいの
アンタのせいで夫と裁判しなきゃ いけなくなって
いつも 女の味方みたいな顔してさ💢‼︎」

寅子「私は法律のもと  
全ての人を平等にみます。
そして 困ってる人に手を差し伸べて…」

瞳「だから💢私が困ってる‼️  
そうやって恵まれた場所から……
アンタみたいな奴が  一番腹立つ‼️」
刃物🔪を持ち出し
寅子を刺そうとする
が、
取り押さえられる

＊ 福田瞳のやり場の無い 悲しみが
怒り💢になって
寅子めがけて
噴き出した‼️

絶賛の嵐から
一変

寅子は 反感を買い始めた

寅ちゃんには キツい体験 ね
                      一美
……………
この状態で
寅子は帰宅するのだから
(大変だ…)

窓の外から見た
家族の様子は
カルタをしていて楽しそう
そして…
のびのび

とりわけ優未の楽しそうなこと

私が居ると "こうは ならない"

いつも こんなに和やかにしてるんだ…

その光景を
外から覗き見て
肩を震わせて
泣き出す 寅子

一美も もらい泣き 嗚咽  涙.涙…


誰も悪くはない

　　　　　　　一美