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虎に翼65話(重遠の孫)
梅子「この先、人生を振り返った時にね、女子部で学んでいた時が一番幸せだったって言って死んでいくのはイヤって、そう思っただけ」
花江「昔、毒饅頭を作った事がありましたねぇ。今、あれを作った時と同じ気持ちだわ。
私だけ結局、変わっていない。
私だけ。なんだか自分の役目を果たせてない」
梅子「話なら聞くけど」
梅子人生相談室
花江「寅ちゃんのラジオ聴き終わった時、息子に言われたんです。
直人『お母さん、道男と一緒になってもいいよ...
...道男が来ると嬉しそうじゃないか..』
それはね、道男君が来ると出てくるのよ。夢に直道さんが。
直人『お父さんが⁉︎』
...あははハハハ(寅子、直人)...
きっと嫉妬しているのかもね~
寅子『ほらね~勘違いだったでしょ』
直人『それでお母さんが笑って暮らせるなら、寅ちゃんが言ったみたいに、幸せを掴んで欲しいなって』
母さんが亡くなって、私、家を守らなきゃ、家族を支えなきゃって必死で、でもキチンと出来なくって、落ち込んで、ずっとひどい顔をしてたんだと思います。
ただでさえ大好きなお婆ちゃんが亡くなって辛いのに、余計な心配かけて...」
梅子「良い母なんて、ならなくていいと思う。自分が幸せじゃなきゃ、誰も幸せになんて出来ないのよ、きっと」
・・・・・
寅子「りつ子さん、お衣装が...」
りつ子「あなた、お子さんいらっしゃるの?...
だからこうして働きに?」
寅子「それもありますが、
この仕事が好きなんです。
法律です。
全ての人たちを、平等に幸せに出来る、困ってる人たちの手助けが出来る、最高の仕事なんです」
りつ子「あらっエスコートしてくれるの⁉︎..
ライアンさんから頼まれなくても、絶対引き受けていたわよ、私。
あなたと同じ、この仕事が好きなの。
裁縫は苦手」
りつ子「家庭裁判所の方とお話しさせて貰ったんですけどね、佐田寅子さんといったかしら。ずいぶんとお喋りな、彼女、真っ直ぐな眼で、人助けは最高の仕事、だなんて言うの。本気でそう思っていなきゃ、言えない言葉よ。東京在住の、困ったご婦人方は是非、佐田寅子さんお訪ねになって!」
直明「すごいなぁ~優未のお母さんは...」
花江「ねぇ皆んな、ちょっと聞いて。
皆んなにお願いがあるの。
お願い‼︎手抜きをさせて下さい!
お婆ちゃんの代わりを完璧に遣ろうとすると、やってもやっても遣らないといけない事だらけなの。
私の一番の幸せは、こぅ〜ホッと 一息ついた時に、楽しそうに笑う皆んなを眺めることなのに、だから、ホッと 一息つくために、手が回らない事は、皆んなで手分けして助けて欲しいの。
いいかしら」
・・・・・
稲垣「あれ、汐見さんどこ...」
小橋「さっき帰っただろ
イヤだね、愛妻家ぶっちゃって」
寅子「ブッてるんじゃないわ、ホントに愛妻家なのょ❗️」
寅子の持たせた
梅子にぎりが
香淑の心を溶かす⁇
・・・・・
直道「ハッナッエーちゃん..」
花江「私にはワカル、直道さんがずーっとそばに居てくれてる」
直道「分かって呉れてるって、オレにはワカッてたよ」
優未「お母さん おはよう」...
寅子「どうしちゃったの?皆んな..」
花江「お母さん、私みたいに皆んなに甘えるの、上手じゃなかったからねぇ〜」
花江にも翼が...
光
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