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新札発行に思うこと 栄一の玄孫

渋沢栄一の玄孫 岩佐光

私は、渋沢栄一の玄孫に当たります。朝ドラ「虎に翼」の穂高教授のモデル穂積重遠が栄一の孫、重遠の孫が私です。

自宅の広縁にて

栄一について、「資本主義の父」という言われ方をしていますが、本人は、「資本主義」という言葉は使っておらず、「合本主義」と言っています。
小さな力を合わせて、大きな仕事をしよう、という意味だったと思います。
栄一は、一番に、皆の幸せ、平和な社会を願っていたのです。
重遠の妹(私の大叔母)に、市河晴子という人がいます。晴子の欧米紀行が、「欧米の隅々」という書名で新装、再出版されています。その中に、栄一が「自分は百姓だ」と称していた、とあります。
勿論、孫相手だからこその言ですが、これが、栄一のいちばん基の自認だと思います。
「百姓として物を作る」その基本の上に社会を作る構想をしたと思います。実業としての企業、インフラ。それらは、皆、人々の幸せのために構想されました。
その様な想いをお汲み取りになって新一万円札を使って頂けたら、栄一も、さぞ喜ぶことと思います。皆さまよろしくお願い致します。

         光

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