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虎に翼106話(重遠の孫)

百合朋一さん のどかさん今日は どうなさる?」
朋一ご飯かな」
のどか「私はパンで」

寅子「もしご家族が全員 パンがいいと言った場合、用意してたお味噌汁ご飯は...?」
百合「残ったものは
私が お昼や夕飯に頂きますから」

寅子
「でもそれって...」
優未「気になることがあるなら
もう少し仲よくなってそれから本音を聞いていけばいいんじゃない?」

(やはり、余りにも詰め込み過ぎ⁇
寅子のせっかち、おせっかいが、こうも突発する?
家族の文化はそれぞれだ。和洋選択の朝食も、皺寄せがあるとしても、全体として回る様に組み立てられている。一点だけ弄(いじ)ろうとすれば、全体に波及する。母性に欠けた家の家族関係は、自立と不干渉で維持されて来た様だが、寅子のせっかちなお節介で、大きく変容せざるを得ない)

   ・・・・・

反町「戦争に負けた国が
勝った国に賠償を請求した例はなく賠償請求権が放棄されるのが慣例。放棄される宿命なのです」

雲野「そんな言葉で
括っていただきたくないですな」

漆間「双方代理人から延期の申請があり次回期日を 来月11日にしました」
寅子「また延期ですか」
汐見しかたないですね。
事件が事件ですから」

(寅子汐見から「待つ」ことを学べるのだろうか?)

   ・・・・・

朋一「ただいま」
百合朋ーさん お食事は?」
朋一「あっ 食べてきた。
お風呂入ろうかな
沸かしてくれる?」
百合「急いでお支度しますから」

朋一「キンピラ牛蒡ちょっと塩っぱかったよ」

寅子「あの〜朋一さん外で夕飯を食べてくる時はなるべく先にお伝えした方がいいかもしれない。
お風呂の準備も あのぅ〜ごはんを食べている百合さんではなくて...」

百合「いいのよ 寅子さん。
私は何も構いませんから」

寅子「そうですか。
ごめんなさい」

朋一「ご指摘ありがとうございます。
ですが母親面はやめてください
僕は家族のようなものになることを受け入れた。
あなたたちも嫌いじゃない。
でもそれ以上は望まないで
いただけませんか?」

のどか「いいかげんにしてよ
お兄ちゃん。決めたでしよ。
家族のようなものを
受け入れようって。
お父さんが、私たちに何かをお願いするのなんて初めてなんだからって

(朋一のどか兄妹の「親の愛」への欠乏感は、どうしたら癒せるのだろうか?)

「結局 お兄ちゃんはこの暮らしがなの?お父さんたちに
この家を出ていってもらいたいの?私は どちらでも構わない。
大学も始まる。寝に帰るだけの場所にお父さんがいてもいなくてもいい。
どうなの お兄ちゃん」

朋一「別に僕はそんなつもりじゃ...」

のどか「ならば 子供っぽいことはやめて寅子さんに謝って。私たちが百合さんに甘えているのは事実でしょ?図星だったから腹を立てるだなんて」

朋一のどかの言うとおりです。すみませんでした」
百合「うん これで仲直り。
私はお風呂を沸かしてきましょうね」

   ・・・・・

百合の願望だけでは解決しない。
家ひとり一人の想いは、どうなっていくのだろうか?

押しが強く、独善的で、自己中である事は、一方で裁判官の「資質」ではあるが、自覚とコントロールがなければ、迷惑 はなはだしい。
         光

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