虎に翼77話(重遠の孫)
花江からの手紙
「...完璧にこなす...寅ちゃんは未だ何も分かってないわ。
寅ちゃんにしか出来ないことがあるハズ、それを見付けて頂戴」
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寅子「高瀬さん 本はどこで?」
高瀬「いいですょ こういうの
えへへ 僕と関わろうとしなくていいですし、一々 気にせんでもいいですから」
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寅子「優未~これ全部あなたが?」
優未「お魚屋さんと八百屋さんが持って来てくれたの」
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太郎「商店街の連中に佐田判事の話ししたらねぇ、是非お役に立ちてえと。
慣れねえ土地で 子供一人育てるってえのは難儀なことだて〜
子供が~いっちゃん嬉しいのはね〜親がピリピリせかせかしねぇで、自分のこと かもてくれる事らんだてぇ
ただでさえ 一緒に居る時間が少ねえんだすけぇ
その為にゃぁ持ちつ持たれつ、頼れんもんは 頼った方が良いてぇ」
寅子「ありがとうございます」
太郎「そうせば」
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毎日献立を考えない、買い物もない、非っ常〜に助かりはするけれど、でも...
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森口•原 山林境界紛争 現地調停
太郎「森口さんは地元一の名士なんでね〜、ここで気に入らっておけば、赴任中も色々楽んなりますってぇ
美ん味(め)かったでしょ~う。メバルの煮付けに~タゲノゴの酢味噌和え、持ちつ持たれつ 行きましょて ねっ へへへ...」
寅子「私は 法に則った判断をします」
太郎「はっはは いや 当~然の事ですって〜、ただ~その土地の風土 人間に寄り添う気持ちを~忘れねぇでくんなせぇて」
イジメられ、反撃する高瀬
...高瀬さん⁈...寅子落水
森口激怒 平身低頭の深田
太郎「私は法に則った判断をするまでだ...んふっふっふ...
と言いていとこですがぁ
まあ こっちも話てみまっさい。
そうせばっ 森口さんの調停についても 検討を、おねげぇしますで。
そうせんば 風邪ひかんようにね」
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法秩序で制度化されたヒエラルキー=力関係と、地域の中で歴史的に作られて来た地縁 血縁のしがらみとのせめぎ合い。
どちらかが正しい訳でなく、どちらにもしわ寄せが行く所があり、それでも社会は動いていく。
寅子はそれを、どう捌(裁)いて行けるか⁇? 光
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