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簡単にカロリーを減らす方法

「○○で痩せる!」「△△ダイエット」は危険だ。

これさえすれば痩せる、なんていうのは幻想に過ぎない。

ただし、とりあえずコレを摂るのを止めたら、簡単に摂取カロリーを減らせる上に代謝も上がって痩せやすくなる、というものはある。

ウソではない。

ちょっと考えてみれば誰だって知っていることだ。

高カロリーの秘密

カロリーが高いものを思い浮かべてみよう。

唐揚げ、とんかつ、フライドポテト、チャーハン、ラーメン、ポテトチップス、パン、ショートケーキ、、、

お気づきだろうか?

どれも大量に油を使う料理だということを。

私たちが日々、食べているものでカロリーを押し上げているのは、揚げ物と炒め物とパンとお菓子なのである。

もちろん、油の種類を変えればなんとかダイエットで許容できる料理に変換することは可能だ。

ポテトチップスだって自分で作ろうと思えば作れる。

料理が大好きで、料理のことを考えているだけで幸せな人のために、油の種類については後述する。

おそらく多くの人は、ポテトチップスを自分で作れることを知らないし、知っていたところで作ろうとも思わないだろう。

何を隠そう、(隠すほどのことでもないが)私自身が絶対に作らないからだ。

油を止めてみよう

お腹いっぱい食べながら健康的にダイエットがしたいなら、ダイエットの基本に戻ろう。

「摂取カロリー - 消費カロリー = 減量できるカロリー」だ。

とは言っても消費カロリーを増やすのは簡単なことではない。

たとえば体重50㎏の人が1時間ウォーキングをしたときのカロリー消費は、やや速足で歩いたとしても226kcalで、ゆっくり歩くとたったの158kcalだ。

食パン1枚がちょうど158kcalで、ご飯を茶碗1杯(150g)食べると252kcalを食べたら終わりだ。

1日の大半を体を動かしているような仕事に従事しているとか、何時間も運動している訳でない限り、ダイエットで消費カロリーに期待するのはどう考えてもコスパが悪い。

では、どうしたらいいのか?

簡単だ。

油を使った料理を食べるのを止めればいい

摂取カロリーを爆上げしている油を使った料理を止めるだけで、簡単に摂取カロリーは減る。

むずかしいカロリー計算もいらない。

何を食べたらいいの?

心配しなくても大丈夫。

ほんの100年ほど前まで、ごく一般的な庶民の日本人は揚げ物も炒め物もパンも日常的に食べてはいなかった。

なぜなら、調理油は高価で貴重なものだったからだ。

そのため多くの日本人は油を使わない調理法で作った食べものしか食べていなかったし、日本を訪れた外国人が驚くほど太っている人はいなかった。

油を使わない調理法とはなんだろうか?

煮る・炊く・焼く(またはグリル)・蒸す

この4つである。

焼くときに油が要るではないか!と思った人がいるかもしれないが、私の言う「焼く」は、炭火で網で焼くとかグリル(かまど)で焼くような、油を使わない調理法のことを指す。

フライパンに油を引いた時点で、その料理は「炒める」調理法と私は解釈している。

魚のムニエルも、ほうれん草のソテーも私の中では炒め物だ。

油も三大栄養素の1つじゃないの?

食事の三大栄養素が、タンパク質・脂質・糖質ということはご存知だろう。

確かに脂質は体にとってなくてはならない栄養素で、エネルギーが足りないときは脂肪を分解してエネルギーを作ってくれる貴重なバックアップだ。

細胞膜の材料になり、ホルモンや遺伝子の材料、栄養素の吸収や運搬、体温調整、栄養素の合成や貯蔵などさまざまな役割を持つし、皮下脂肪には体のクッション作用もある。

問題は、その油がどんな油なのか?なのだ。

海外では禁止されているマーガリンやショートニングのようなトランス脂肪酸(植物性油脂)はもちろん、酸化した油が体にいい影響を及ぼすわけがない、と思わないだろうか?

酸化した油とは、封を切ってから時間が経った油だけではない。

一般的に健康に良いとされる、えごま油やアマニ油も酸化しやすい油だ。

魚の油も酸化しやすい。

腐った魚の匂いを嗅いだことはないだろうか?

昔から魚を網で油を落としながら焼いたのは、酸化しやすい油を摂らないようにするためだ。

心配しなくてもいい。

料理をするときに調理油を使わなければ、体に悪い油を摂ることはない。

1匹の焼き魚に含まれる油など微々たるものだ。

しっかりとご飯を食べて、お肉や魚を食べていれば、必要な脂質も必須アミノ酸も十分に摂れる。

もちろん、ストレスを溜めるくらいなら前述の油まみれの料理を食べてもいい。

ただし、せっかくダイエットをしているのだから週に1回ぐらいにしておこう。

どうしても油を使った料理を食べたかったら、オリーブオイルや良質なバター、またはラードを使おう。

その理由は次回お伝えする。




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